2021 Fiscal Year Research-status Report
Conditions to utilize video feedback using a tablet device in physical education classes
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20K19604
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Research Institution | Heisei International University |
Principal Investigator |
西村 三郎 平成国際大学, スポーツ健康学部, 講師 (00792201)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 映像フィードバック / 動作分析 / 試行回数 / タブレット端末 |
Outline of Annual Research Achievements |
学校教育現場におけるICT機器の主要な活用方法の一つに映像フィードバックがある。先行研究の結果から、映像フィードバックは、運動技能の習熟に有効であることが明らかにされている。しかし、時間の限られた体育授業では、映像フィードバックを行うことで、練習回数が減少するという問題がある。そこで、体育授業において、練習回数を減少させても映像フィードバックを行うべきかどうかについて検討した。 対象者は、バレーボールの特別なトレーニング経験を有さない女子高校生16名とした。そして、対象者を練習中に映像フィードバックを実施するが試行数が少ないグループ(映像FBあり群)と映像フィードバックを実施しないが試行数が多いグループ(映像FBなし群)の2群に8名ずつ振り分けた。実験試技は、バレーボールのオーバーハンドサーブとした。実際の体育授業を想定した全5回の指導計画を立案した。全5回の指導のうち1回目および5回目にスキルテストを行った。 現在、分析中であるため、確定した結果ではないものの、以下の内容が示唆された。指導前後で映像FBあり群と映像FBなし群のスキルテストの得点に大きな差は見られなかった。以上のことから、体育授業という限られた時間の中で映像FBを用いる際には、映像FBは練習回数の減少を補って余りある学習効果はもたらせないことが示唆された。また、本研究で実験試技として用いたオーバーハンドサーブは、本研究の対象者にとって非常に難易度が高かった可能性がある。よって、今後の課題として、オーバーハンドサーブよりも、より簡単な運動を実験試技として追加実験を行い、同様の結果が得られるかどうか検討する必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナウイルス感染拡大の第5波および第6波により、研究実施を予定していた研究協力校において、研究を開始することができなかったため、現在の研究の進捗状況が遅れてしまっている。また、既に実施した研究についても、得られたデータを分析したところ、追加実験が必要であることが明らかになったため、研究の進捗状況が遅れてしまっている。
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Strategy for Future Research Activity |
現在(5/9)、コロナウイルスの感染拡大が収まりつつあるため、今年度の7月以降に研究実施を了承していただいている研究協力校において、実験を再開する予定である。また、昨年度実施し、得られたデータには、修正すべき箇所もあるため、その点を修正した上で、追加の実験を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
コロナウイルスの感染拡大によって、予定していた実験の実施や学会発表等がキャンセルとなってしまったため、次年度使用額が生じた。
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Research Products
(1 results)