2020 Fiscal Year Research-status Report
Classroom environment that facilitate children's communication: an intervention study using a standing desk
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20K19609
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Research Institution | Physical Fitness Research Institute, Meiji Yasuda Life Foundation of Health and Welfare |
Principal Investigator |
城所 哲宏 公益財団法人明治安田厚生事業団体力医学研究所, その他部局等, 研究員(移行) (30806641)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 子ども / 立ち机 / 座位時間 / アクチグラフ / 学習効率 / アクティブラーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
これまで、小学生を対象に、教室内へのスタンディングデスクの導入が、健康指標に及ぼす影響について明らかにしてきた(Kidokoro et al, Int J Environ Res Public Health, 2019)。また、スタンディングデスクの導入が、児童の学習行動へ好ましい影響を与える可能性について、質的調査より明らかにした(Annear and Kidokoro, J Phys Fitness Sports Med, 2021)。本研究課題は、こうしたこれまでの研究成果を踏まえ、コミュニケーション指標を定量的に評価することで、研究を発展することを目的とする。具体的には、教室内にスタンディングデスクを導入することにより、児童間のコミュニケーションの取り方がいかに変化するかについて、コミュニケーションを定量的に測定できる機器を用いて評価する(発話数、ネットワーク分析など)。 本研究計画では、学校教育現場に介入する研究であり、またコミュニケーションを促進する(ヒトが密接に交流する)学級環境を作ることを目的としている。一方、2020年に拡大した新型コロナウイルスの感染拡大により、こうした研究を実施することが難しい状況になっている。 したがって、現在は、こうした社会情勢でも実施できるようなデータ収集(アンケート調査による実態調査)やこれまでの研究のレビューを中心に研究活動を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究計画では、学校教育現場に介入する研究であり、またコミュニケーションを促進する(ヒトが密接に交流する)学級環境を作ることを目的としている。一方、2020年に拡大した新型コロナウイルスの感染拡大により、こうした研究を実施することが難しい状況になっている。したがって、現在は、こうした社会情勢でも実施できるようなデータ収集(アンケート調査による実態調査)やこれまでの研究のレビューを中心に研究活動を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
現在は、現状でもできるアンケート調査を中心に研究を進めており、児童の学校内の座りすぎの実態に関するデータ収集および論文執筆を進めている。本研究計画における介入が実施できるようになるまでは、こうしたリモートでの調査実施や先行研究レビューなどを中心に研究を進めていきたい。一方、昨年度と比較し、学校現場ではコロナ対応も比較的落ち着きつつあり、状況によっては介入調査が可能となるかもしれない。こうした社会情勢を見つつ、介入ができるようになったタイミングで、スムーズに研究を進められるよう、準備をしていきたいと考えている。
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