2023 Fiscal Year Annual Research Report
障害者スポーツを取り入れた体育授業のモデル構築および教育効果の検証
| Project/Area Number |
20K19627
|
|---|
| Research Institution | Kyoto University of Advanced Science |
|---|
Principal Investigator |
濱中 良 京都先端科学大学, 健康医療学部, 講師 (70846550)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
| Keywords | アダプテッド・スポーツ / パラスポーツ / 障害者スポーツ / リベラルアーツ / 教養 / 体育 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
2023年度では新たに2編の以下の論文が受理され掲載された。
タイトル：ゴールボールを取り入れた体育授業の検討（第３報）：新たな身体知への気づき・運動技能感・障害観の変化 著者名：濱中 良, 飯干 明, 金高 宏文, 森 司朗, 井福 裕俊 投稿先：九州体育・スポーツ学研究 38(2) 印刷中 2023年9月 査読有り筆頭著者
タイトル：ゴールボールを取り入れた体育授業の検討（第 2 報） ：複数回の授業実践から得られた有効性と課題点 著者名：濱中 良, 宇野 直士, 柴山 慧, 飯干 明, 金高 宏文, 森 司朗, 井福 裕俊 投稿先：鹿屋体育大学 学術研究紀要 61 31-44 2023年7月
また、科研費テーマでもあった「障害者スポーツを取り入れた体育授業のモデル構築および教育効果の検証」に4年間取り組んだ成果を博士論文「高等教育機関における教養教育としてのアダプテッド・スポーツプログラムの提案 ：高専でのボッチャおよびゴールボールの授業実践による体験効果の検証から」としてまとめることができ、受理された。
コロナ禍の影響も受け合計4年間の研究期間と当初の予定通りにいかず、研究計画の変更を余儀なくされた部分もあるものの、アダプテッド・スポーツ（障害者スポーツ）を体験することによる教育効果や体験する意義を示すことができた。特に、道具やルールの工夫次第で誰もが誰とでもスポーツを楽しめる等のアダプテッド・スポーツの理解や従来のスポーツでは得られない新たな身体の使い方に気づく効果、そして障害理解との繋がりについてもまとめることができた。今後、本研究の成果を発展させることにより、アダプテッド・スポーツ（障害者スポーツ）を活用してより豊かなスポーツ社会、共生社会の実現に寄与できると考えられる。
|
