2020 Fiscal Year Research-status Report
生活習慣改善を通じた疾病予防・健康寿命延伸に向けたヘルスリテラシーの重要性の解明
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20K19645
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
廣岡 伸隆 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (10719743)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ヘルスリテラシー / 健康寿命 / 健康日本21 / 疾病予防 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年は、4年間の研究期間のうちの第1年目に相当する。研究計画では、当該年度は研究実施前の倫理審査、横断研究部分のデータ収集・解析及び学会発表研究、及び前向き研究部分のデータ収集準備に充てることになっていた。実際には、当該機関における倫理審査にて承諾を受け研究参加者をリクルートした。これにより横断研究部分のデータ収集が開始された。当初の予定である研究参加者の900名以上のリクルートは終了することができた。アンケート調査によるデータ収集であり、2020年度終了時(2021年3月末)には、アンケート回収が済んだ。現在、データベース作成準備中であり、予定通りデータベース作成と横断研究部分の解析を開始する。コロナ禍にあり、収集には時間を要したものの計画通りである。ただし、研究デザインの発表を予定していたが学会中止などにより発表は実施できなかった。1年目は、今後の前向き研究によるヘルスリテラシーの疾病予防や健康寿命延伸の程度を解明するための基礎となる部分であり、研究参加者の確保やデータ収集(特に当該年度は、横断研究部分)が、その基盤となるが、そこが達成されたことは本研究遂行において意義ある期間となった。 研究は、計画通り進んでおり、研究上の大きな問題は発生していない。当初の計画通り2021年度以降も研究を進めてゆく。解析が始まるめども立ち、研究の目的である、ヘルスリテラシー向上による疾病予防や健康寿命延伸の関係の解明に向けた解析を、得られたデータより解析してゆくことが可能となっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍において、学会発表制限や研究へのエフォート確保に工夫が必要であり、そこに時間を要するが、おおむね計画した項目は完了できた。
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Strategy for Future Research Activity |
研究は、計画通り進んでおり、研究上の大きな問題は発生していない。当初の計画通り2021年度以降も研究を進めてゆく。具体的には、ヘルスリテラシーと疾病・健康寿命との相関の横断研究部分の解析が2021年度のメインとなる。その解析が始まるめども立ち、研究の目的である、ヘルスリテラシー向上による疾病予防や健康寿命延伸の関係の解明に向けた解析と前向き研究(フォローアップデータ収集)に向けた準備を進める。
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Causes of Carryover |
一部のデータ収集における訪問がコロナ禍で不可能となり時期をずらした。また、訪問による会議は、Zoom等の使用で交通費や会議室の使用がなされなかったことによる。
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Research Products
(1 results)