2022 Fiscal Year Research-status Report
褐色脂肪活性に関係するバイオマーカーの探索とその増加による生活習慣病予防の検証
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20K19649
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
布施 沙由理 東京医科大学, 医学部, 助教(特任) (30829841)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 褐色脂肪 / 近赤外時間分解分光法 / メタボローム / 腸内細菌叢 / 生活習慣 / 遺伝 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、健常成人男女の血液を用いてメタボローム解析を実施することで、褐色脂肪と関連する代謝産物を測定・評価し、代謝経路を特定することである。また、褐色脂肪の個人差を決定づける遺伝的要因、生活習慣、腸内細菌叢も検証する。さらに、中年期の健常者および肥満者に栄養介入を行い褐色脂肪活性/量を変化させ、関連する代謝産物や腸内細菌叢を検証することも目的とした。 研究3年目である令和4(2022)年度の実施計画は、中年期の健常者および肥満者へ栄養介入を行うことにより褐色脂肪変化に伴う生活習慣、代謝産物、遺伝的素因、腸内細菌叢の変化を検証することであった。 令和4(2022)年度の研究成果は、研究代表者が令和4(2022)年5月17日から令和5(2023)年3月末日まで産前産後の休暇と育児休業を取得したため計画通りに進まなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
前年度までの遅れとともに、研究代表者が令和4(2022)年5月17日から令和5(2023)年3月末日まで産前産後の休暇と育児休業を取得したため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究を再開する令和5(2023)年度は、所属機関の倫理審査委員会へ糞便採取に関する研究内容の申請を速やかに行い、承認後、健常成人男女を対象に研究を実施する。その際、対象者の身体特性を限定することで、褐色脂肪と褐色脂肪に関連する要因の詳細な検討を実施する。その後、得られた結果を取りまとめ、成果の発表を行う予定である。
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Causes of Carryover |
研究代表者が令和4(2022)年5月17日から令和5(2023)年3月末日まで産前産後の休暇と育児休業を取得したことに伴う研究中断期間が生じたため。再開後は、被験者謝金、検査費用、学会参加に伴う旅費、および論文投稿料などに使用する予定である。
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Research Products
(17 results)