心理的ストレスとエネルギーバランスの正負の関連及び内的・外的要因の寄与の解明

2021 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 20K19662
• Research Institution: Kyushu Sangyo University
• Principal Investigator: 吉田 明日美 九州産業大学, 人間科学部, 講師 (80734954)
• Project Period (FY): 2020-04-01 – 2023-03-31
• Keywords: 食事調査 / 身体活動量 / 安静時代謝量 / 身体組成 / ストレス指標

Outline of Annual Research Achievements

心理的ストレスとエネルギーバランスとは密接に関連し、高ストレス状態であることがエネルギーバランスの正あるいは負の状態を引き起こす一因であること、食事内容が心理的ストレスに影響することが報告されている。本研究では、心理的ストレスがエネルギーバランスの正負を分ける要因を、食事内容や生活習慣等の寄与の点から定量的に明らかにすることを目的とした。
R3（2021）年度は、前年度の予備調査や研究環境の整備のため、調査内容等を変更することなく円滑に本調査を実施することが出来た。
本研究の成果は、心理的ストレス状態やエネルギーバランスの改善、適正体重の獲得・維持のための、食事や生活習慣に対する具体的な方策の提案に貢献し、国民の健康維持に資すると期待できる。

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

R3年度は4週間に渡るヒトを対象とした調査を計画し、実施することが出来たが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、所属機関による研究代表者の在宅勤務の推奨や、研究支援者の学内への立ち入り禁止の措置が取られていた期間があったため、調査を実施できた人数は当初の計画を下回った。

Strategy for Future Research Activity

当初計画では、R2年度からR4年度にかけて、4週間に渡るヒトを対象とした調査を予定していた。期間全体を通して、有効な統計解析ができると推定されるデータ数を確保できるよう、R3年度までに実施できなかった対象者分はR4年度に追加で調査する予定である。

Causes of Carryover

R3年度は前年度よりも調査を進めることが出来たが、計画通りには実施できなかったため、当初計画との差異が発生し、次年度使用額が生じた。当該助成金は、R4年度に実施する調査に関わる経費として使用予定である。