2020 Fiscal Year Research-status Report
Development of Finegrained and Explainable Violence Rating Approaches
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20K19831
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
ワン ユ 立命館大学, 情報理工学部, 助教 (60724169)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 暴力度レーティング / 畳み込みニューラルネットワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,詳細かつ解釈可能な暴力度レーティング技術の開発を目的とする.この目標は,[1]相対的な属性値を用いたラベリング手法の確立,および,[2]モジュール型深層モデルの開発により実現する.今年度では[1]と[2]についてそれぞれの研究開発を行った. [1]については,「相対的な属性値を用いたラベリング」アルゴリズムの開発は概ね順調に進めており,実装の初期段階に入っている.また,予定していたラベリング作業に関して,新型コロナウイルス感染症の影響で,十分な学生アルバイトを動員できないものの,ある程度進んでおり,ラベリングアルゴリズムの検証用に最小限のデータ数を用意できた. [2]については,Attention機構を導入したContrastively-reinforced Attention CNN(CRA-CNN)というモジュール型深層モデルを提案し,2D画像データにおいて高い認識能力を確認した.このCRA-CNNモデルをさらに3D映像データに対応させ,以前提案したMS-DNNモデルの代替手法として今後活用していく予定です.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響で,十分な学生アルバイトを動員できず,ラベリング作業は予定通り進まなかったが,ラベリングアルゴリズムを検証するための最小限のデータ数が用意できたので,研究全体の進展に影響はないと考えている.
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Strategy for Future Research Activity |
研究項目[1]の「相対的な属性値を用いたラベリング手法の確立」に関して,まず令和3年度の前期までに,ラベリングアルゴリズムの実装を完成させる.また,ラベリング済み映像データをさらに用意し,令和3年度内にアルゴリズムの有効性に関する定量的な評価を行う. 研究項目[2]の「モジュール型深層モデルの開発」に関して,令和2年度に開発したContrastively-reinforced Attention Convolutional Neural Networkというモジュール型深層モデルの2Dフィルターを3Dフィルターに拡張し,時空間映像データに対応させる.また,このモデルを暴力度レーティングタスクにおける認識性能を定量的に評価し,既存のディープラーニング手法およびシャローラーニング手法との比較分析を行う.
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の影響で,学会などの参加ができず,今年度では旅費が発生しなかった.今年度に使用しなかった旅費は,次年度の論文誌投稿に使用する予定です.
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Research Products
(8 results)