Estimation of human cognitive states using facial expression

2021 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 20K19913
• Research Institution: National Institute of Advanced Industrial Science and Technology
• Principal Investigator: 長谷川 国大 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究員 (10741837)
• Project Period (FY): 2020-04-01 – 2023-03-31
• Keywords: 顔 / 表情 / 認知機能 / メンタルワークロード / 表情表出 / 認知状態推定 / 認知心理学

Outline of Annual Research Achievements

本計画は人の認知状態が顔表情に表出される可能性に注目し、（1）認知状態と顔表情の対応関係の解明、（2）他者の顔表情を見て認知状態を推定できる可能性の検討、（3）顔表情を用いた機械的認知状態推定システムの開発、を目指している。

本年度は実験室実験により、参加者が様々な認知課題の遂行している際の顔表情を取得し、課題条件と表情表出の対応を明らかにすることを目指した。現在、新型コロナウィルス感染症の感染拡大状況に注意しつつ、スローペースではあるがデータ収集を再開した。また、昨年度から取り組んでいるリモート実験の可能性についても、そのプラットフォーム整備およびノウハウ収集に努めている。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウィルス感染症の感染拡大状況に注意しつつ実験を実施しているため、スローペースにならざるを得ない状況にある。

Strategy for Future Research Activity

新型コロナウィルス感染症の感染拡大状況に注意しつつ実験を進める一方で、リモート実験の可能性についてもさらに検討していく。

Causes of Carryover

新型コロナウイルス感染症流行の影響により実験開始時期が遅れ、また再開後もスローペースになっているため、予定していたが未実施に終わった実験の費用を次年度使用とした。研究期間延長も視野に入れることで、予定していた研究を完遂する計画である。