2021 Fiscal Year Research-status Report
カレン難民の故地帰還とコミュニティの再形成を追う―映画制作と上映を通した考察
Project/Area Number |
20K20037
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
直井 里予 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 連携講師 (50757614)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 難民 / 帰還 / 第三国定住 / ドキュメンタリー映画 / 地域研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、タイ・ビルマ国境に位置する難民キャンプで暮らす難民たちが、難民キャンプの閉鎖後、故地カレン州に帰還し、新たな社会関係を形成し、日常生活をどのように営むのか、「帰還」をめぐる難民のコミュニティ形成を過程を明らかにすることである。 分析にあたっては、2008年から約12年に渡り作成しているドキュメンタリー映画を用いる。 本研究は、これまで、難民キャンプと第三国定住地で行ってきた、難民の移動と定住に関する分析の、先端に位置づけるものである。 令和3年度は、これまでのデータや映像をまとめ、単著執筆と映画編集を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ渦およびクーデターのため、フィールドワークが行えなかった。 また、クーデター後、難民の帰還事業も滞ってしまったため。
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Strategy for Future Research Activity |
ビルマ国内におけるフィールドワークが引き続き行えない場合は、日本国内における第三国定住した難民の調査を行う。 また、コロナ感染流行がおさまり次第、タイ国内の難民キャンプにおける調査を再開予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ感染流行のため、予定していたフィールドワークが行えなかった。 次年度は、感染流行がおさまり次第、タイでのフィールドワークを行う予定である。 また、海外渡航が難しい場合は、国内における調査に変更する。
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Research Products
(1 results)