2020 Fiscal Year Research-status Report
ResRent Linkages between Resources and Monopoly: The Petrochemical Industry in Thailand
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20K20058
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
山口 健介 東京大学, 大学院公共政策学連携研究部・教育部, 特任講師 (00435538)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | レント / ミャンマー / タイ / 資源レント / 独占レント |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、①タイの天然ガス関連産業に着目して、仮説的な因果メカニズム「天然資源レントを原資として、独占を目的としたレント・シーキングが生じる。」を検証し、②その仮説が成立する為のレント・シーカー等の「条件」を析出したうえで、③タイを事例にして得た「条件」の汎用性について、他国との比較を通じて示唆を得ることを目的にしている。 この中で特に①が当該年度の予定であり関連して、アジア政治経済学会、国際開発学会で発表を行った。またタイ語での論文出版(タイ国タマサート大学)済み、日本語でも日本タイ学会で出版予定(論文受理済み)であろ。また他国との比較の視点を豊かにすべく、京都大学やアセアン現地の大学グループと研究集会を行った。 なお、これらの業績を追加して、エルゼビア社から出版予定の学術書の編集作業の糧とした。さらにタイ、ミャンマー それぞれの本の出版について出版社と研究期間内での出版を目指し話を進めているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
特にフィールドワークについては、コロナの影響の延期、及び本年2月からのミャンマーでの政変で遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
フェールドワーク遂行に不確実性が残る。現地との協力・連携を密にして補完していきたい。
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Causes of Carryover |
コロナ及びクーデターの影響で、フィールドワークが進まなかった。次年度以降に集中して行う予定である。
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