2021 Fiscal Year Research-status Report
Development of Prototyping Methods to Support Co-designers' Acquisition of First-Person Perspectives in Co-design
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20K20116
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
田岡 祐樹 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 助教 (50845766)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 共創デザイン / デザイン手法 / プロトタイプ / アイデア創出 / サービスデザイン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,共創デザインにおいて,当事者視点に立つことを可能にするユーザー体験のプロトタイピング手法を開発し,提案手法がコ・デザイナーによる議論(アイデア創出や合意形成)及び成果物の質に及ぼす影響を解明することである.具体的には,プロトタイピング手法を複数提案し,実験によるコ・デザイナーの議論・行動の科学的分析及び,共創デザインを実践する現場での実証の双方に基づき評価することで,ユーザー体験の共創においてコ・デザイナーが当事者視点に立つことを支援する手法を確立する 2021年度は,長期デザインプロジェクトにおけるチームメンバー内の社会的な地位の差がチームワークに与える影響の評価及び,ユーザーインタビューに基づきデザイナーがユーザーの当事者視点を獲得しアイデアを創出するプロセスの定性的な比較を行った.またそれらの思考過程がデザイナーの専門により影響を受けるかを評価した.これにより,当事者視点を獲得支援するプロセスの解析方法についての指針を得た.今後は,研究協力者の範囲を広げることや解析方法に定量的な視点を入れること等により,当事者視点に立つことを支援する方法の知見を得ることが期待される.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
長期デザインプロジェクトにおけるチームメンバー内の社会的な地位の差によるチームワークに与える影響の評価を実施したほか,ユーザーインタビューに基づきユーザーの当事者視点しアイデアを獲得するプロセスにおいて,デザイナー及びコ・デザイナーの取り組み方の比較,コ・デザイナーの専門性の影響の評価を行った.
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究推進の方向性はいくつかある.一つは,デザインの現場におけるコ・デザインの実践に基づき,コデザインにおける当事者視点獲得の方法や当事者視点獲得がデザイン現場に与える影響を評価する.もう一つには,バーチャルリアリティ等を用いてユーザーの視点を経験することがユーザー体験に与える影響を評価することである.
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス蔓延により,国際・国内学会への出席による経費が必要なかったことを主な理由として,次年度使用額が生じた.2022年度には国内学会への参加経費や実験機器の購入により予算を利用する.
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Research Products
(6 results)
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[Presentation] 東工大エンジニアリングデザインプロジェクト2021年度の振り返り2022
Author(s)
Hiraku Sakamoto, Yuki Taoka, Kazuaki Inaba, Wataru Hijikata, Daisuke Kurabayashi, Takumi Ohashi, Maki Tagashira, Masanori Kado, Yagisawa Masaki, Ryo Terui, Shigeki SAITO
Organizer
イノベーション教育学会第8回年次大会
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