2021 Fiscal Year Research-status Report
新商品開発のためのテキストマイニングを用いた「ニーズ定義」支援手法の明確化
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20K20117
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
畔柳 加奈子 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 助手 (10706550)
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Project Period (FY) |
2021-02-01 – 2025-03-31
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Keywords | デザイン方法論 / ユーザーリサーチ / テキストマイニング / ニーズ定義 |
Outline of Annual Research Achievements |
テキストマイニングを用いたニーズ定義プロセスの仮説構築として、ユーザーリサーチ結果の構造化分析を行なった。新型コロナウイルス感染拡大のため、新規かつ大規模なユーザーリサーチの実施が困難であったため、過去に自身が企画しテストユーザーを対象に実施した「コンパクトなキッチンについてのユーザーインタビュー」および、今年度自身が別の研究に関連して実施した「吸入薬デバイスの使用状況の観察」における発話を対象に、複数の手法を参照しながら分析を行なった。これらの分析結果およびプロセスに対する有識者評価およびユーザーの受容性評価を実施する必要があるが、未だ実施できていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルスの感染拡大による保育園の休園、子供の登園自粛があり、保護者である自身が十分な研究時間を確保することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
計画では、初めに行う複数の手法による分析結果に対して、プロのデザイナーによるニーズ定義との比較評価を実施し、仮説的手法を構築、その後改めて有識者による評価を行うとしたが、進捗の遅れを考慮し、現在生成できている複数の分析結果とプロセスに対して有識者評価およびユーザーの受容性評価を実施し、その結果に基づいて手法を集約することで妥当性のある仮説的分析手法を構築する。
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Causes of Carryover |
今年度新たなユーザーリサーチを実施することができなかったため、費用を使用しなかった。次年度に実施する分析および評価の費用として使用する。
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