2018 Fiscal Year Annual Research Report
Tuning of Career Education - Attempts to Establish Japan and the US Learning Community -
Project/Area Number |
17H06196
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
石井 三恵 摂南大学, 公私立大学の部局等, 教授 (50280178)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水野 武 摂南大学, 公私立大学の部局等, 講師 (90624726)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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Keywords | キャリア教育 / 高等教育 / チューニング / 学習共同体 / ネットワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、研究開始から、アメリカ側研究者と海外に進出している日本企業の人事担当者、ならびにアメリカの大学に正規留学している日本人学生との協議を続けてきた。特にビジネス組織の実務担当者や日本人留学生の声を聞くことに注意を払ってきた。日米の文化の相違は当然のこととし、アメリカ側大学からも多くの意見交換の機会を得て、学生の資質の変化は学生自身が大きな不安を抱えていることに由来すると推測できた。とくに、日本人留学生への授業ワークショップを経て、彼らが何に対して不安を抱き、一歩踏み出すことに躊躇しているかを理解できたことから、現在作成中のテキストに関して、責任が持てると判断した。一方、アメリカ人学生においてもほぼ同じ不安を抱いていることがわかったが、彼らは長期インターンシップを経験することから、その不安も淘汰されていくことがわかった。 そのような中、アメリカ側大学の一つが、突然人員整理のために協力できない旨の申し出があり、それまで順調に協議してきたものが、結果を残せないままとなった。研究協力者から州立のコミュニティカレッジにおいて「Japan Business」のクラスを行っているセンターと知り合いであるとの連絡を受け、急遽アメリカに出向き、説明を行った。大変興味を示していただき、その大学のオリジナルテキスト・コンテンツを作成することに同意を得た。実質、アメリカ側大学3校が日本語コンテンツを英語に翻訳した内容を検討することで進行している。 すでに、日本の大学での科目ならびに使用テキストの開発はほぼ完了しているが、今年度はその整合性を図る手前まできた。また、それら科目ならびにテキストの簡約版を渡し、協議する段階に入った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
アメリカ側大学の一つが、突然人員整理のために協力できない旨の申し出があり、それまで順調に協議してきたものが、結果を残せないままとなった。研究協力者から州立のコミュニティカレッジにおいて「Japan Business」のクラスを行っているセンターと知り合いであるとの連絡を受け、急遽アメリカに出向き、説明を行った。大変興味を示していただき、その大学のオリジナルを作成することに同意を得た。実質、アメリカ側大学3校が日本語コンテンツを英語に翻訳した内容を検討することで進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
本年4月から5月にかけて、研究協力者の一人であるICT関連NPOの代表と、アメリカ側コンテンツを入れるサーバーないしクラウドの置き方に関して協議を行う。それが決まり次第、日本側コンテンツ、アメリカ側コンテンツを入れ込む計画である。 本年度は海外旅費を1回分しか計上できないため、現段階での協議校3校とはZoomなどを利用して会議を行うだけでなく、eメールやSNS等を駆使し、2週間に一度の連絡を実施し、これまで以上に関係性を密にする。評価の仕方、テストバンク等の設置、その方針などを議論し、次年度のシンポジウムという大きな課題に向けて共有を図る。
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