2019 Fiscal Year Annual Research Report
場面緘黙児の早期発見・早期支援・経過把握の方法開発
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19H05492
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Shimane |
Principal Investigator |
園山 繁樹 島根県立大学, 人間文化学部, 教授 (90226720)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松下 浩之 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (30633789)
宮本 昌子 筑波大学, 人間系, 教授 (70412327)
酒井 貴庸 甲南女子大学, 人間科学部, 准教授 (50744108)
趙 成河 筑波大学, 人間系, 特任助教 (20825070)
奥村 真衣子 信州大学, 学術研究院教育学系, 助教 (60824919)
藤原 映久 島根県立大学, 人間文化学部, 准教授 (50642518)
山田 洋平 島根県立大学, 人間文化学部, 准教授 (60735687)
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Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2024-03-31
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Keywords | 場面緘黙 / 情緒障害 / 特別支援教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の主な目的は、(1)保育場面(幼稚園、保育所、認定こども園)での場面緘黙の早期発見・早期支援システムを開発する、(2)幼稚園入園年齢からの前向き研究(縦断研究)によって場面緘黙発症の関連要因を特定し、場面緘黙の予防方法を提案する、(3)早期発見した場面緘黙及び高リスクの幼児に対して来談支援や遠隔支援等の早期支援を行い、場面緘黙の早期改善の具体的方法を提案する、であった。 当該年度の当初計画は次の5点であった。①前向き研究で使用するスクリーニング調査用紙の作成し、予備調査を実施する。そのために、国内外の場面緘黙のスクリーニング検査や幼児不安尺度を収集し、検討する。②前向き研究の実施に向けて、松江市と甲府市の幼稚園・保育所・子ども園等との研究協力・実施体制を構築する。③事例研究として、場面緘黙ある幼児児童に対する来談相談や遠隔支援を実施する。④本研究に資する海外の場面緘黙研究の最新情報を収集・整理し、先進的な研究組織等の実地調査を行う。⑤その他、吃音等の言語障害との鑑別に関する研究等を行う。 当該年度の当初計画のうち、新型コロナウィルス感染症の国内外での拡大により、①予備調査は実施できず、④海外の先進的な研究組織等として英国の関係者と視察計画を立てたが、直前に渡英を断念せざるを得なかった。③事例研究、⑤吃音等の言語障害との鑑別に関する研究は概ね実施でき、松江市と甲府市との研究協力関係の構築も概ね実施できた。その他、海外の場面緘黙関係のWEB情報、海外の研究で使用されたアセスメント法、及び吃音を伴う場面緘黙事例支援については、障害科学学会第15回大会においてポスター発表した。日本特殊教育学会第57大会では場面緘黙研究に関する自主シンポジウムを企画し、我が国の先進的研究について論議した。また、これまでの研究成果の一端を、日本臨床発達心理士会中四国支部研修会において紹介した。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Research Products
(5 results)