2020 Fiscal Year Research-status Report
新情報通信技術とスポーツ・レジャー:バーチャル・サイクリングの「越境する身体」
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20K20650
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
浜田 幸絵 島根大学, 学術研究院人文社会科学系, 准教授 (50636769)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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Keywords | オンライン / スポーツ / レジャー / 新情報通信技術 / 新型コロナウイルス |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年度(8月下旬以降)は、本研究計画を実施する上での基本的作業を行った。 新型コロナウイルスの流行に伴って、バーチャルサイクリング及びスポーツ・レジャーのオンライン化をめぐっても新しい動きが多数みられている。そこで、インターネットや新聞・雑誌の記事、テレビ番組等から、国内外における動向を把握し、一覧表にまとめていく作業を実施した。 また、マルチサイテッド・エスノグラフィー、デジタル・エスノグラフィーに関する文献を精読し、今後実施する調査の方法を検討した。理論的なアプローチを検討する作業として、レジャー・余暇に関する主要研究の読み直しも行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究計画調書作成時(2019年10月)には、初年度から対面によるインビュー調査を実施予定であったが、新型コロナウイルスの影響で調査のやり方から再検討することを迫られている。ただし先行研究についてじっくり検討することはできている。
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Strategy for Future Research Activity |
バーチャルサイクリング及びスポーツ・レジャーのオンライン化の動向は、引き続き、整理していく。特に国際オリンピック委員会(IOC)が実施する試みについては、その内容と、それに対する社会的反応を注視していく。 今年度も方法論の検討、理論的な検討を継続する。新型コロナウイルスにより国内移動・国外移動が制限されることはしばらく続くと予想される。新たな調査方法で調査を実施すること、次年度以降にインタビュー調査・参与観察を実施することの双方を想定しながら、研究を進めていきたい。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、当初予定していた国内外での調査が一切実施できない状況にあったため。
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