2021 Fiscal Year Research-status Report
Revealing the New Hindustani Language as a lingua franca
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20K20693
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
ハーン アーミル・アリー 東京外国語大学, 世界言語社会教育センター, 准教授 (80436659)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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Keywords | ヒンドゥスターニー / ウルドゥー / ヒンディー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、基本的に現地調査に基づくものであるため、新型コロナウイルス蔓延により、その現地調査に赴くことができず、進捗に影響がある。 一方で、日本国内に居住する南アジア出身者とのコンタクトにより、その言語使用状況の一端は明らかになってきたと言える。 日本は、原則としてすべて日本語のみを知っていれば生活ができる一方で、南アジアでは必ずしも自分の母語(もしくは第一言語)だけでは生活を送ることが可能ではない。すなわち、日本で生活をするということは、日本語の運用能力がどうしても必要になるため、その影響が自らの母語(もしくは第一言語)にも出ているという仮説を立証すべくパキスタン、インド出身のヒンディー語、ウルドゥー語を日常的に用いていた人びとと意見交換を行うなど、国内で感染には気を遣いつつ、研究を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス蔓延のため、初年度及び今年度に計画していた現地調査がまったくできない状況が続いている。 2022年度は南アジア地域でも、欧米各国でも落ち着きを見せ始めているため、最終年度ではあるが、可能な限り現地調査を実施し、一次データを収集し分析する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、当初の計画では最終年度に当たるが、現地調査に赴けていないことから、何とか調査を実施することを考えている。その進捗状況によっては、計画を1年間延長することも視野に入れつつ、研究を推進していく予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス蔓延のため、当初計画していた現地調査(外国出張)が適わなかったため、2022年度への残額が生じることとなった。
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