2023 Fiscal Year Research-status Report
多様な職場の談話コーパス構築と談話研究に基づいた共修ワークショップの提案・実施
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20K20708
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
村田 和代 龍谷大学, 政策学部, 教授 (50340500)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 悦子 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (00240276)
大平 幸 立命館アジア太平洋大学, 言語教育センター, 講師 (80776831)
江 欣樺 東京大学, 未来ビジョン研究センター, 特任研究員 (50964988)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2025-03-31
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Keywords | 職場談話 / ビジネスコミュニケーション / 談話分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度も2022年度と同様に、2か月に1度、オンラインミーティングを実施し、プロジェクトメンバーで進捗を確認しながら研究を進めた。加えて、夏期休暇中と春期休暇期間中に、メンバーの所属大学(滋賀県立大学、龍谷大学)において、メンバー全員が集まって対面で研究会を開催した。対面の研究会では、分析結果の共有や、分析の視点に関する議論を行った。 今年度は、職場で収録・整理した動画・音声の談話分析をさらに進めた。収録した動画・音声データ分析と並行して、日本の職場文化のステレオタイプを調べるために、外国人が作成したYou Tube動画を収集・分類・整理し、量的分析・質的談話分析を進めた。 談話分析の結果は、論文執筆(国際ビジネスコミュニケーション学会)と国内学会(社会言語科学会)で発表した。You Tube分析の結果は、国際学会(国際語用論学会)で発表した。さらに、2024年2月には、職場談話研究で世界的にも有名なLanguage in the Workplace Project(ニュージーランド)のリーダーであるMeredith Marra氏を招聘し、研究交流を行った。我々の研究成果の報告も含めた公開研究会・講演会を開催した。来年度まで延長が認められたため、国や地域を超えてともに働く職場のコミュニケーションの調査、収集した言語データ分析を通したさらなる研究成果の発表、一般向けワークショップのデザインに努めたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度は、職場で収録・整理した動画・音声の談話分析をさらに進めた。その成果を論文、学会で発表することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
本科研期間中、コロナ禍が重なったため、来年度まで延長申請をし承認された。来年度は、研究成果発信に加えて、国や地域を超えた人々が働く職場のコミュニケーションの調査、一般向けのワークショップのデザインにも取り組みたい。
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Causes of Carryover |
コロナ禍で言語データ収集が遅れたため。
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