2020 Fiscal Year Research-status Report
Construction of the wildland fire danger forecast system in Indonesia
Project/Area Number |
20K20738
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Research Institution | Nara University |
Principal Investigator |
木村 圭司 奈良大学, 文学部, 教授 (30294276)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2022-03-31
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Keywords | 森林火災 / インドネシア / 危険度予報 / シミュレーション / 気候 |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度は、COVID-19の影響により採択が遅くなった。また、現地フィールド調査ができず、現地研究者との情報交換が遅れたことから、手法の再検討を行った。結果として、現地調査優先ではなく、シミュレーションを第一として進めることとした。これまで学生アルバイトを動員して、入力データの整理・シミュレーションエリアの設定・効率的な図化システムの構築などを進めている。 シミュレーションを検証するための現地観測データは、一部を入手済みであり、現在チェックしている途中である。このように、まだ研究成果は出ていないが、徐々に進めている。 このように、シミュレーションの構築およびチューニングを進めている段階であり、現在はまだ研究成果は出ていない。一方で、関連する研究動向の把握、国内外の研究者との情報交換など、研究開始後1年とみれば、やや遅れているが、研究開始後半年とみれば、比較的順調に進んでいるといえる。 現在、気象シミュレーションについて、研究対象とする範囲に対して現実的な計算時間となるように、試行錯誤を進めている段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
大きな原因は、COVID-19による採択の半年遅れである。また、海外渡航ができないため現地調査ができないこと、研究以外の学内業務が激増している(web授業の準備に多大な時間がかかっている)ことなどが遅れている原因である。一方で、計画の見直しにより、海外渡航の費用を学生の研究補助の増加、および計算機の複数台利用により、徐々に遅れを挽回している最中である。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度もインドネシアの渡航は不可能な見通しとなったため、現地との情報交換をweb利用で進めていく。また、シミュレーションによる予測を至急すすめることによって、研究の遅れを挽回していきたい。
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Causes of Carryover |
採択時期が遅かったために研究期間が予定よりも短かった。また、海外渡航ができなかったため、旅費が大幅に余った。2年度目も、海外渡航は不可能であるが、できるだけ早く研究を進めるために、研究補助を多く使っていく予定である。
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Research Products
(2 results)
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[Book] Tropical Peatland Eco-management2022
Author(s)
Nobuyuki Tsuji, Tsuyoshi Kato, Mitsuru Osaki, Albert Sulaiman, Guruh S. Ajie, Keiji Kimura, Yohei Hamada, Yukihisa Shigenaga, Kazuyo Hirose & Sisva Silsigia
Total Pages
817
Publisher
Springer
ISBN
978-981-33-4653-6