2021 Fiscal Year Research-status Report
Construction of the wildland fire danger forecast system in Indonesia
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20K20738
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Research Institution | Nara University |
Principal Investigator |
木村 圭司 奈良大学, 文学部, 教授 (30294276)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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Keywords | インドネシア / 地下水位 / 気象シミュレーション / 予測 / 土壌水分 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度も渡航制限がかかっていたため、現地での調査を行うことは不可能であった。その代替として、気象シミュレーションWRFを使用し、インドネシア全土の1年間のシミュレーションを行って、予測される土壌水分量から、統計計算を使うことによって、制度の非常に高い地下水位予測を行うことが出来た。本研究では、通年で地下水位のある地点データが20地点ほどであり、インドネシア全土の代表点とするには、数が少なすぎる。しかし、絶対計数で0.9を越える高い相関結果は、少ない地点数だけではあっても、予測には十分に使える精度の計算ができた。 今回の解析には、シミュレーションだけでなく、現地から入手した観測データの品質が良くなかったため、使えるようなデータにするためには、かなりの時間が必要となり、長時間の学生アルバイトの手助けが必要不可欠であった。また、短時間で平行して、気象シミュレーションと他地点の観測データ整理を行わなければならなかったため、高機能のパソコンが多数必要になった。通常ではこうした研究は不可能であるが、今回は現地に行けなかったことが幸いし、その旅費分の多くを、アルバイト代とパソコン代にまわすことにより、研究がうまく進んだと考えている。 これまで、解析結果は出ているが、論文化は遅れている。このため、速やかに英語論文にまとめ、国際ジャーナルへの投稿を進めていきたい。さらに、予測の部分でまだ不十分な点があるので、解析も続けていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究成果は出ているが、論文化が遅れている。今後速やかに、英語論文を執筆していきたい。
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Strategy for Future Research Activity |
気象シミュレーションを使って、インドネシアの地下水位予測は、観測点に限っては、非常に良い精度で出来るようになった。今後、予測につなげていきたい。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のため、旅費の使用が計画よりも少なかったため、残金が発生した。 翌年度は、英語論文の執筆に必要な経費(消耗品費を含む)および補足的なデータ解析の補助アルバイトに経費を利用する。
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