2022 Fiscal Year Research-status Report
Development of sensory-friendly initiatives that contribute to the social participation of children with developmental disabilities and their families
Project/Area Number |
20K20780
|
Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
伊藤 祐子 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 教授 (60289973)
|
Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2024-03-31
|
Keywords | センサリーフレンドリー / 発達障害 / 家族 / 地域 / 参加 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、2021年度に実施した情報収集や、ネットワークの構築を背景に、実際にセンサリーフレンドリーな参加機会の開発をトライアルプロジェクトとして実施した。プロジェクトはセンサリーフレンドリーに関する講座、計画・準備・実施・振り返りから構成され、運営に携わったメンバー、開催当日の参加者に対しアンケート調査を実施した。 企画内容は、センサリーフレンドリーミニオペラであり、発達障害がある子どもとそのご家族をはじめ、地域の社会福祉協議会、子どもの居場所や子ども食堂など子どもの支援に携わる関連諸機関等の地域支援者、一般市民の皆様のご参加があり、感覚の問題があっても安心して舞台芸術に親しむ機会を提供するとともに、理念の普及を図る機会とすることができた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス蔓延により、想定していなかった業務量となり、研究を推進するエフォートの確保が困難であった。そのため科学研究費助成事業補助事業期間を1年間延長し、研究実施計画の変更を行ったため、申請時の研究計画より進捗はやや遅れている。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後は、昨年度の実践及び調査の結果を踏まえ、全国の公共文化施設への調査を実施する。また、2024年度開催の国際学会(アジア太平洋作業療法学会)にて成果報告できるよう、ワークショップの実施計画書を提出する。また、昨年度に続き、2023年度もセンサリーフレンドリーな参加機会の開発を実践する。それらの成果を学会にて発表するとともに、論文化を検討する。
|
Causes of Carryover |
新型コロナウィルスのまん延により、研究に従事できる状況ではなかった時期が長かったことにより、期間延長承認申請を行ったため、次年度使用額が生じている。当該年度の予算は、最終年度に実施すべき調査、実践、報告のために活用する。
|