2022 Fiscal Year Annual Research Report
Measurement of entrepreneurship using natural language processing and application to the improvement of education program
Project/Area Number |
20K20799
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
伊藤 彰則 東北大学, 工学研究科, 教授 (70232428)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 修一 東北大学, 工学研究科, 教授 (00326539)
武田 浩太郎 東北大学, 工学研究科, 講師 (80727214)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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Keywords | アントレプレナー教育 / アンケート / 個人的アントレプレナー志向 / 自然言語処理 |
Outline of Annual Research Achievements |
今回のプロジェクトでは、起業関連の授業に参加した学生のうち、14名からしかテキストを収集でなかったため、IEOの評価モデルを開発する代わりに、Kaggleの公開データソースを用いてMBTIによる性格を推定するモデルを開発し、そのモデルを用いて収集したデータを分析した。 まず、性格推定モデルの学習を行った。その結果、最終的な精度は平均で96.0%であった。 次に、このモデルを用いて、収集したデータ(起業関連授業の感想テキスト、起業に関係ない授業の感想テキスト、どちらにも関係ないテキスト)の性格特性を測定した。その結果、データソースによらず、ほとんどのデータがISF(内向性、感覚的、感情的)に分類された。また、Kaggleのデータでは4つの特徴の精度が95%以上であったことから、これらの判別は学習データ特有の表現に依存することが示唆された。一方、J-P(判断-知覚)次元では3つのテキストに対する値の分布が変化していた。 ここで、J-Pの特性の違いについて考えてみよう。分析結果が書き手の特性の違いを正しく反映しているとすれば、起業関連のテキストは他のデータと比較して「Perception」特性である傾向がある。Kerrのレビューでは、起業家の特性は、ビッグファイブ特性の「開放性」と「良心性」の両方が高い傾向にあるとされている。一方、我々の分析はMBTIの特性に基づいている。Furnhamによれば、J-P次元は開放性と負の相関があり、良心的と正の相関がある。この結果は、起業家関連の文章が「知覚的」である(「判断的」でない)傾向があることを示唆しているので、起業家は開放性が高い傾向があるが、良心的であることとは一致しないというKerrの分析に一致する。
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Research Products
(2 results)