2023 Fiscal Year Annual Research Report
Subsurface 3D Mapping by Ubiquitous Radar
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20K20990
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 源之 東北大学, 東北アジア研究センター, 名誉教授 (40178778)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 龍真 東北大学, 東北アジア研究センター, 助手 (10967706) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2024-03-31
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Keywords | GPR / RTK-GNSS / 地中レーダ / バイスタティック・レーダ / MINOレーダ |
Outline of Annual Research Achievements |
RTK-GNSSを使用した精密な位置情報を地中レーダ(GPR)と同時に計測することで、計測データを精密にGoogle Erathなどkmlフォーマットをもつ地図情報上に表示できるようになった。この手法を利用して不整地における大規模な地下イメージングを行う手法を開発し、遺跡調査に利用した。この手法を用いて、1対の送受信アンテナを持つ商用GPR装置による計測、また我々が以前に開発した4対の送受信アンテナを有するMIMO型GPR装置X-Yakumoを用いた計測を行い、その実用性を検証した。RTK-GNSSアンテナを小型のレーダ装置に装着することで、「どこでもレーダ」の実現に近づいたと考えている。開発したシステムを利用し、大規模な平安時代の寺院跡の遺跡調査、空港の舗装体調査などを実施した。計測データを合成することで大規模な地下マッピングを行うことができることを示した。従来型のGPR装置にRTK-GNSSを装着することで同様に、地表面が不整地である場合についても計測が容易に行えることを示した。一方100MHz以下の低周波を利用し、光アナログ信号装置によって受信アンテナを送信アンテナから200m以上離すことができるバイスタティック・レーダシステムを利用し、エジプト・ピラミッド内部でピラミッドの構造計測を行った。受信機が非常に小型であるため、これも「どこでもレーダ」を実現する手法の一つとして確立できた。
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[Book] 地中レーダ2024
Author(s)
佐藤 源之
Total Pages
252
Publisher
コロナ社
ISBN
978-4-339-00989-7
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