2020 Fiscal Year Research-status Report
細胞老化の視点から切り拓く樹木の心材形成研究の新展開
Project/Area Number |
20K21327
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
半 智史 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (40627709)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安江 恒 信州大学, 学術研究院農学系, 准教授 (00324236)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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Keywords | 放射柔細胞 / 細胞老化 / 心材形成 / スギ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、スギ樹幹の辺材年輪数が大きく異なる個体を選抜し、それらから得られた寿命が大きく異なる放射柔細胞について、分化開始から死に至るまでの期間を相対的に分割したものについて比較解析をそれぞれ行い、共通した変化を抽出することで放射柔細胞の老化に特徴的な変化を明らかにするものである。新型コロナウィルス感染拡大のため、計画していた辺材年輪数が大きく異なる個体の試料採取が実施できなかった。したがって、本年度は次年度以降の解析を実施するための準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染拡大のため、計画していた試料採取が実施できなかった。したがって、本年度は次年度以降の解析を実施するための準備までしか進められなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
計画通りの試料採取を実施可能かどうか情報収集を進める。同時に、当初計画していた解析をすべて行うことが難しい試料であっても、他の場所で本研究に利用できる試料が手に入る場合は、そちらで試料採取を実施し、研究を遂行する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染拡大のため、計画していた試料採取が実施できなかった。したがって、本年度は次年度以降の解析を実施するための準備までしか進められなかったため、使用額が予定より大幅に少なくなった。2021年度においては、試料採取を行い、計画していた実験を実施する。
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