2022 Fiscal Year Annual Research Report
分子生物学・鉱物学・隕石学の融合による尿路結石の形成機序解明と新規予防法の創設
Project/Area Number |
20K21658
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
田口 和己 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (00595184)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安藤 亮介 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (30381867)
安井 孝周 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
岡田 淳志 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70444966)
濱本 周造 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (80551267)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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Keywords | オステオポンチン / マクロファージ |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでの研究から結晶構造にオステオポンチン(OPN)が重要な働きを示すことは明らかになった。さらにOPNはマクロファージ(Mφ)とも密接に関与していおり、生体から得たOPNがMφの結晶付着に及ぼす影響については報告されていない。そこで本研究では、OPN-KOマウス骨髄由来マクロファージ(BMDM)において、OPNが結晶付着に及ぼす影響を評価した。 BMDMは8週齢のOPN-KOマウス(C57BL/6J)から採取した[OPN-BMDM]。比較のため、同週齢のC57BL/6JマウスからBMDMを採取した[OPN+BMDM]。シュウ酸カルシウム一水和物(COM)を添加し、6時間後にCOMの付着量、炎症遺伝子(Il6、Tnf)、細胞接着因子遺伝子(Intgav、Intb3)を評価した。また、IPAソフトウェアを用いて機能アノテーションを行い、同定されたペプチドについて、相対的および絶対的な発現倍率の値を決定し、コアIPA解析を行った。 結晶接着量はOPN+-BMDMで2.17μm2/細胞、OPN--BMDMで2.55μm2/細胞であった(P<0.05)。OPN-BMDMにおける遺伝子の発現は、OPN+-BMDMに比べ、Il6:0.34倍(P < 0.05)、Tnf:0.65倍(P = 0.19 )、Intgav:0.80倍(P = 0.41)、Intgb3:1.61倍(P < 0.05 )であった。IPAコア解析の結果、CREB及びS100 Family Singnaling、Phagosome Formation、Stahimin1関連の乳癌制御など、複数の経路の抑制を認めた。 これらの結果から、OPNが結晶構造に重要な蛋白であると同時に、その由来としてMφなどの免疫細胞系のシグナル伝達や貪食機能を制御することで結晶形成に関わることが示唆された。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Maternal family history of urolithiasis is associated with earlier age of onset of stone disease2022
Author(s)
Unno Rei, Taguchi Kazumi, Gregory Hosier, Manint Usawachintachit, Wilson Sui, Heiko Yang, Fadl Hamouche, David Bayne, Marshall Stoller, Thomas Chi
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Journal Title
World J Urol
Volume: 41
Pages: 241, 247
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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