2022 Fiscal Year Research-status Report
認知症患者の家族ためのAIチャットボットによる意思決定支援システムの開発
Project/Area Number |
20K21724
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Research Institution | Osaka Metropolitan University |
Principal Investigator |
中村 裕美子 大阪公立大学, 研究推進機構, 客員教授 (10299266)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
真嶋 由貴恵 大阪公立大学, 大学院情報学研究科, 教授 (70285360)
松田 健 阪南大学, 経営情報学部, 教授 (40591178)
桝田 聖子 大阪公立大学, 大学院情報学研究科, 准教授 (10454729)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2024-03-31
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Keywords | チャットボット / 認知症 / 家族 / 意思決定支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
構築したチャットボットシステムを用いて、認知症家族の認知症に関する質問事例について、専門書の回答例とペアにして心的態度を表すモダリティを中心に データの分析を行った. 具体的には、質問データを分類するための極性辞書の構成を行い、質問のデータにラベルをつけて、質問群と回答群を作成した。また、学習データを質問文のみとし、k-means法による分類を行なった。既存資料からの質問と回答のペアのデータに対して、k-meansの分類結果から回答群を構成し、同じクラスに属する質問と回答の関係を考察した。また、チャットGPTを活用し、事例集にある質問を問いかけ、専門書の回答との比較を行いモダリティの違いについて考察した。 今後は、質問ラベルと回答ラベルを作ってチャットボットを作ることで回答の精度を高めるという方法を提案する.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
チャットボットシステムの返答の精度の向上のため、学習データを増やす必要があるが、データ収集に時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
開発しているチャットボットシステムの返答の精度向上のため、既存の他のチャットボットシステムを用いた結果と合わせた確認作業を行っていく予定である。
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Causes of Carryover |
研究発表が十分に行えていないため旅費の使用額が少なくなってる。 研究期間を延長することで成果を学会等で発表する予定であることから、旅費を使用する予定がある。
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