2021 Fiscal Year Research-status Report
医療的ケア児の医療物資をiPadで画像認識しIoTで管理する災害備蓄アプリの開発
Project/Area Number |
20K21734
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
中井 寿雄 金沢医科大学, 看護学部, 准教授 (10708986)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
板谷 智也 金沢大学, 保健学系, 助教 (10765192)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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Keywords | K-DiPS / BCP / 訪問看護ステーション |
Outline of Annual Research Achievements |
医療的ケア児・者などの災害時要支援者が、担当の専門職と一緒に自分の情報や必要な備えをスマートフォン(スマホ)のアプリケーションソフト(アプリ)に入力しておき、災害時に開示することで迅速な治療、看護や搬送に役立つアプリ(K-DiPS Solo)を開発した。さらに、K-DiPS Soloの情報を、通信回線を介してサーバーに接続し集約することで、地図上に居場所、状態像などを可視化、必要な支援、備蓄を自動算出できるアプリ(K-DiPS Online)を開発している。このK-DiPSの機能として医療的ケア児の医療機器やバッテリー医療衛生材料を画像認識しIoTで管理できるシステムの開発を目指しているが、その過程で、K-DiPS Soloの情報を用いた訪問看護ステーション版の事業継続計画(BCP)を立案できるシステムの開発の優先順位が高まった。そのために、2020年度に高知県訪問看護連絡協議会と訪問看護ステーション版BCP案を作成した。2022年度に、K-DiPSの機能ととしてプロトタイプを作成し実証予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
訪問看護ステーション版BCPを先行して開発することとなり、訪問看護協議会との連携や協議から案の作成に時間を要しやや遅れている。また、コロナウイルス感染症によるソーシャルディスタンスと避難所の収容人数を推計し報告したことで時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年6月よりK-DiPSの機能としての訪問看護ステーション版BCPアプリの開発に着手する。2022年度内に完成させ公表する予定である。
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Causes of Carryover |
訪問看護ステーション版BCPを先行して開発するための訪問看護協議会との連携や協議から案の作成に時間を要したことより、アプリ開発を進めることができなかった。2022年度はアプリ開発、旅費、英語論文投稿に使用予定である。
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