2021 Fiscal Year Research-status Report
AIを活用した在宅医療における多職種の情報一元化を可能とする連携システムの開発
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20K21736
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Research Institution | Toyohashi Sozo University |
Principal Investigator |
藤井 徹也 豊橋創造大学, 保健医療学部, 教授 (50275153)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 美紀 愛知県立大学, 看護学部, 准教授 (10315913)
箕浦 哲嗣 愛知県立大学, 看護学部, 教授 (80315910)
篠崎 惠美子 人間環境大学, 看護学部, 教授 (50434577)
山口 直己 豊橋創造大学, 保健医療学部, 准教授 (70434579)
山根 友絵 豊橋創造大学, 保健医療学部, 准教授 (70734028)
酒井 一由 藤田医科大学, 保健学研究科, 准教授 (90215583)
工藤 慎太郎 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 教授 (70737915)
中山 和弘 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50222170)
堀元 美紗子 豊橋創造大学, 保健医療学部, 助教 (90802637)
西尾 亜理砂 愛知県立大学, 看護学部, 講師 (40551239)
栗田 愛 人間環境大学, 看護学部, 講師 (50759149)
長谷川 小眞子 福井県立大学, 看護福祉学部, 准教授 (20269591)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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Keywords | 人工知能 / 在宅医療 |
Outline of Annual Research Achievements |
在宅医療における多職種連携上の情報提供に関する調査実施のために、訪問リハビリ職対象に情報共有方法の情報収集を行った。情報共有の方法としては、①電話(ケアマネジャーへの連絡)、②報告書(医師・ケアマネジャーへの連絡)、③訪問記録(利用者宅に保管)、④インターネット上の情報提供システム、⑤サービス担当者会議、⑥リハビリテーション会議があった。これらの方法の課題としては、③訪問記録では他の職種が確認しているか不明である点、④インターネット上の情報提供システムでは活用者が少数である点、⑤サービス担当者会議ではCOVID-19の影響で紙面紹介やオンライン開催になってしまっている点があった。また、多職種と共有したい情報では、「ADLの状況」「援助をする際の介助量」「介助方法」「福祉用具の使用状況」「自主トレーニングの内容」があった。「援助をする際の介助量」については、訪問看護などでの介助量がリハビリテーションにおける介助量と相違している事例もあった。「福祉用具の使用状況」では、利用者に合っていない事例を認めていた。一方、「介助方法」や「自主トレーニングの内容」については、訪問看護師と対面で確認できる事例があった。必要な情報の入手時の課題としては、退院時の情報(サマリー)の入手の手続きが煩雑であることが指摘された。また、情報提供先としては、ケアマネージャーが主であり、担当の訪問看護師への直接的な情報共有なされていない状況である。このことから、利用者の状態変化などは、訪問看護師と直接的な情報提供をすることが望ましいとの意見があった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
看護職以外の職種からは、AIシステムに必要な情報内容について、直接確認することができた。また、看護職人工知能(以下:AI)のシステム自体の基盤は、順調に進めることができていることから、一定の成果は挙げることができたと評価できる。一方、依然コロナ禍の影響で会議などを定期的に開催することができない状況であり、質問紙調査の項目抽出に時間を要した。しかし、当初予定していた情報収集のための質問紙の準備は整えつつあり、遅れは取り戻すことができる予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、在宅医療における多職種連携に必要な情報項目、情報共有の方法と課題について5月下旬には調査を開始して、7月下旬までには終了予定である。収集したデータについては、9月下旬までに分析を行い、2022年度中に発表予定であり、当初の計画通りに進捗できると考える。事例聴取グループについては、研究依頼をしていた対象者が新型コロナウイルス対応のため、協力が困難な状況が予測されるため、リモートでの対応と文献からの情報収集内容を中心として、インタビューガイドを作成する予定である。その後、当初計画では、インタビュー調査を実施して、データを収集・分析する。このことで、当初計画どおりに進捗できる。AI開発グループについては、運用準備について対面での打ち合わせが必要であり、若干進捗が遅れる可能性がある。しかしながら、基盤の作成については、順調に進んでいるため、2022年度中には、調査結果を投入することで、年度内に運用できる予定である。
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Causes of Carryover |
主として研究打ち合わせのための旅費および調査のための郵送費が、COVID-19の影響により使用できなかった為に次年度使用金が生じた。2022年度に研究打ち合わせおよび調査実施の計画を立てている。また、2022年度の当初計画の調査実施も研究者間で検討し、実施が可能であることを確認している。このことから、2022年度分の請求額と合わせて使用する予定である。
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