2020 Fiscal Year Research-status Report
免疫抑制補助シグナルによる新たな筋萎縮抑制機構の解明
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20K21766
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
奥津 光晴 名古屋市立大学, 大学院理学研究科, 准教授 (80409755)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩田 全広 日本福祉大学, 健康科学部, 准教授 (60448264)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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Keywords | 骨格筋 / 免疫抑制補助シグナル / 運動 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、骨格筋の免疫抑制補助シグナルの発現の特徴の解析を行った。方法は、マウス骨格筋およびマウス骨格筋培養細胞の免疫抑制補助シグナルの発現の特徴をリアルタイムPCR、ウェスタンブロットや蛍光免疫染色などを用いて評価した。その結果、これまでの報告では主に免疫細胞に発現すると報告されていた免疫応答を抑制する作用を持つタンパクが骨格筋にも発現することを立証した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
今年度予定していた研究は全て実施できた。また次年度に計画していた運動負荷による変動の評価や遺伝子組換えマウスの作成にも着手できた。したがって当初の研究以上に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
マウスに一過性のトレッドミル運動や定期的な自発走行運動による筋収縮刺激を負荷し、骨格筋組織の免疫抑制補助シグナルの発現の変動を昨年度に実施した方法と同様の手法を用いて評価する。また、共同研究者の協力を仰ぎ、マウス骨格筋培養細胞に伸展刺激を負荷し筋培養細胞の免疫抑制補助シグナルの発現の変動をウェスタンブロットおよびリアルタイムPCRを用いて評価する。
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Causes of Carryover |
使用する試薬の価格や種類の変更、マウス飼育費用の変更などにより差額が生じた。
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