2020 Fiscal Year Research-status Report
Development of Maritime Continent automatic dependent Air-sea observation Network (MaCAN)
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20K21852
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| Research Institution | Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology |
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Principal Investigator |
森 修一 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(大気海洋相互作用研究プログラム), プログラム長代理 (00344309)
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| Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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| Keywords | ビッグデータ利用気象観測 / 航空機観測気象データ利用 / ADS-Bデータ利用気象観測 / ACARSデータ利用気象観測 / メソ気象観測技術開発 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
当初計画における2020年度計画3項目に対して，その実績は以下の通りである．
１．国内においてADS-B受信機の開発を行い，動作試験を実施中である．また，当初予定していなかった技術的な問題が発見されたため，本件について開発担当技術企業と鋭意調査中である．
２．インドネシアBMKGラジオゾンデ観測点11ヶ所への設置，BIG管理GNSS受信データ取得，ならびにBPPTへのオンラインデータ集積体制構築に関しては，コロナ禍の影響により全く進んでおらず，各共同研究機関の研究実務者ベース情報交換（コロナ禍継続下における研究計画変更ならびに研究実施体制等）に終わっている．
３．ADS-BおよびGNSS の受信データを各々変換（風向風速，気温，湿度）する作業については，コロナ禍の影響によりBPPTで行うことはできず，ラジオゾンデ観測生データとのマッチアップデータセット構築には全く至っていない．このため上記1のように，それら作業の前段階における国内評価試験を実施中である．
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍の影響により，研究実施対象地域であるインドネシアへの渡航が一切できないため，観測実施サイトにおける現地研究協力者との直接打合せも行うことできず，ひたすら国内における機器開発と評価試験実施に留めた研究活動となった．したがって，当初研究計画からは大きく遅れる結果となった．
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| Strategy for Future Research Activity |
当初計画における2021年度は，
１．ラジオゾンデ観測地点の残り11ヶ所にADS-B受信機を設置，近傍GNSSデータと共にジャカルタBPPTへ配信し，観測データ集積網を完成させる．
２．上記マッチアップデータに基づくADS-B変換データの品質管理を行うと共に，ラジオゾンデ観測データとの比較の上，フィルタリングやバイアス等に対し最適補正を検討すると共に，各観測地点に固有の問題（周辺地形や離着陸経路など）を抽出する．
であった．しかしながら，前述のようにコロナ禍の影響により2020年度の実施計画の大半が未達成であるため，まずは当該計画の実施を最優先とし，その上でコロナ禍における可能な範囲で2021年度計画に移行する．いずれにせよ，コロナ禍環境下における現地実施体制（国内民間業者活用や現地企業への作業委託契約やリモート管理体制の構築など）について検討を要する．
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| Causes of Carryover |
コロナ禍の影響により，2020年度は研究対象国であるインドネシアにおける現地活動が一切不可能となったため．2021年度にインドネシアへの渡航制限が解除され次第，次年度使用額を渡航および観測費用として執行する計画である．
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Research Products
(1 results)
