2021 Fiscal Year Annual Research Report
分担管理原則の研究--ドイツ及びフランスにおける同原則の参照を通じて
Project/Area Number |
20K22057
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
沼本 祐太 京都大学, 法学研究科, 特定助教 (70883073)
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Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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Keywords | 分担管理原則 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の研究は、分担管理に関する国内外の文献を引き続き収集・検討することにとどまり、本来予定されていた研究成果の発表にまでは至らなかった。これについては来年度以降の課題となる。 本研究に関連する論文として、行政各部における副大臣・大臣政務官等から成る大臣補佐機構の研究(沼本祐太「各省における大臣補佐機構の日独仏比較研究(一)-(三)・完--行政各部編成論第二部--」法学論叢190巻3号(2021年)26頁以下、法学論叢190巻4号(2022年)82頁以下、法学論叢190巻6号(2022年)53頁以下)と、フランスの理論家ピエール・ロザンヴァロンの民主政論における独立行政機関の位置付けについての研究(沼本祐太「ピエール・ロザンヴァロンの民主政論における独立した行政機関」京都女子大学現代社会研究24号(2022年)5頁以下)を発表することができた。これらの研究も踏まえつつ、今後の分担管理原則研究を進めていく。 また、報告として、2021年9月25日に、フランス行政法研究会において、また2022年1月8日に、曽我部真裕先生(京都大学)が研究代表を務める研究会(基盤研究(B)「統治構造における独立機関の存在意義と機能条件」)において、独立行政機関についての研究成果を報告することができた。これについても、頂いたコメントを踏まえて、今後研究成果を発表する。
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Research Products
(7 results)