2022 Fiscal Year Research-status Report
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20K22083
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Research Institution | Institute of Developing Economies, Japan External Trade Organization |
Principal Investigator |
渡辺 綾 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 地域研究センター動向分析研究グループ, 研究員 (30880455)
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Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2024-03-31
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Keywords | 比較政治学 / 内戦研究 / フィリピン政治 / 拒否権プレーヤー |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度は、国内外で研究発表を行い、そこで得たフィードバックやコメントを基に論文の修正・加筆を行い、論文の投稿準備を進めた。また、アップデートされた内戦の終わり方(本研究での従属変数)のデータセットを用いて再分析を行い、仮説と概ね整合的な結果を得た。 さらに、渡航規制が緩和されたことからフィリピンで現地調査を行い、大統領の支持率に関する世論調査データを新たに取得し、また、議員や大学研究者へのインタビューを行った。現地調査で得た情報から、仮説の妥当性を確認し、また事例分析の記述を肉付けする作業を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現地調査などで得た新たなデータを加えて追加分析を行ったともに、学会発表で得たフィードバックをもとに論文の加筆・修正を行い、論文のジャーナルへの投稿準備が概ね整っているため、令和4年度はおおむね順調に研究が遂行できたと考える。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度は最終年度であり、論文のジャーナルへの投稿が作業の中心となる。投稿先からフィードバックがあり次第、修正・必要な作業を行い、できるだけ早いタイミングでの研究成果の発信を目指す。
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Causes of Carryover |
コロナ禍の発生により、1年目、2年目に計画していた現地調査が実施できず、それに付随する資料などを購入しなかったため、次年度使用額が生じた。 次年度は論文を投稿する準備として英文校正、必要が生じた場合の追加資料の購入や現地調査の実施に費目を当てる。
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