2020 Fiscal Year Research-status Report
小・中学校に在籍する発達障害のある児童生徒に対するセルフマネジメントの効果と維持
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20K22231
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Research Institution | The International University of Kagoshima |
Principal Investigator |
永冨 大舗 鹿児島国際大学, 福祉社会学部, 講師 (90881459)
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Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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Keywords | 大学、教育委員会の承認 / 研究計画書の送付 / 学校との連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
【研究の承認】鹿児島国際大学教育研究倫理委員会に研究計画書を提出し、承認を得た。その後、鹿児島市教育委員会の教育長に研究計画書を提出し承認を得た。 【研究計画書、説明の実施】大学近隣の小学校、中学校、特別支援学校に研究計画書を送った。研究計画書を送った学校から質問があった時は、電話や訪問で研究の詳細について説明を行った。その結果、小学校4校と中学校1校、特別支援学校2校から、連携を持ちたいという連絡をいただいた。 【学校での実践】小学校4校、中学校1校に関しては、連携の初段階として学校で困難なケースについて相談を受けた。A小学校、B小学校はそれぞれ3回の訪問を行い、児童の行動観察、担任教諭・保護者との面談、K-ABCⅡもしくはWISC-Ⅳの実施、検査結果の報告を行った。管理職からは今後も連携をお願いしたいという旨の話をいただいている。C小学校、D小学校、E中学校は1回の訪問を行い、児童の行動観察と担任の先生との面談を実施した。E中学校は令和3年度での連携計画が進んでいる。特別支援学校2校に関しては、学校に訪問し管理職に対して研究の目的について説明した。研究の実施が令和3年度になることから、令和3年度になり、担任が決定し、児童・生徒が落ち着いた後に連絡をするという回答を得ることができた。 【実績の評価】コロナ禍ということもあり、外部との連携が困難な中、7校との学校と連携を行い、前向きな打ち合わせができたことは大きな成果だと考える。また、令和3年度の連携が続いており、対象者の特定と研究の実施を進めていきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
鹿児島国際大学教育研究倫理委員会と鹿児島市教育委員会の承認を得て、大学付近の小学校、中学校、特別支援学校に研究計画書を送付した。その結果、4校の小学校、1校中学校、2校の特別支援学校と連携を持つことができた。令和3年度も連携を続けることができる確約をいただいている。
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Strategy for Future Research Activity |
【対象者の決定】連携が進んだ学校の管理職、担任、保護者と研究目的、手続きを説明し、対象者を決定する 【アセスメントの実施】アセスメントが未実施の対象者に対して実施する 【担任、保護者との面談】標的行動、研究実施の具体的な日程等を決定する 【結果の分析、評価、考察】得られた標的行動に関するデータや担任、保護者への面談結果から分析、考察を行う 【研究成果の論文執筆】得られた研究成果の論文執筆を進める
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Causes of Carryover |
令和2年度は学校場面で研究を実施するための準備として、物品の購入や研究計画書の送付などを行った。令和3年度は学校場面で研究を実施に必要な検査器具やビデオカメラの購入などを予定しており、令和2年度よりも費用の高い物品を購入する予定である。
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