2021 Fiscal Year Research-status Report
Can intraoperative real-time metastatic lymph node identification using AI be an alternative to rapid pathological diagnosis?
Project/Area Number |
20K22511
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
神代 竜一 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (10631591)
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Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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Keywords | 光学生検 |
Outline of Annual Research Achievements |
東京農工大生物システム応用宇学府 西舘准教授と共同開発・研究を行っている組織ヘモグロビン代謝評価システムの改変および臨床使用中の腹腔鏡への組み込みを完了。 現在、当院で施行されるすべての腹腔鏡手術にて、この新規腹腔鏡手術システムを使用しての評価を行っている。データ採取の対象となる症例は栄養血管結紮切離と臓器摘出のある手術とし、腹腔鏡下の結腸、小腸切除術、胆嚢摘出術とし現在までに10例のデータ採取を行った。この基礎データの解析にて酸化ヘモグロビン代謝評価の精度評価を行った後に、本研究の主題である転移リンパ節の検討を進めていく。 一方でAIによる画像解析の導入としてフリーソフトウェアであるImageJにプラグイン機能の追加にてリアルタイムではないもののAIによる解析を行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初、東京農工大生物システム応用宇学府 西舘准教授の下へ出向いて腫瘍マウスの撮影を行い組織ヘモグロビン代謝評価装置の改変をすすめる予定であったが、コロナ禍にて不要不急の遠方への出張等が制限され、また実験動物を共同研究先に郵送する手段にも費用の問題の他、動物愛護的に問題があるとの判断となった。組織ヘモグロビン代謝装置の改変と腹腔鏡装置への組み込みに関しては完了したため、現在臨床にて基礎データの採取をようやく始められている。
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Strategy for Future Research Activity |
術前CT評価にて領域リンパ節への明らかな転移を認める胃癌、大腸癌手術症例および切除不能の進行癌における審査腹腔鏡において転移リンパ節の撮影を行い悪性部分の組織ヘモグロビン代謝評価を進めていく
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Causes of Carryover |
コロナ禍にて不要不急の遠方への出張等が制限され、また実験動物を共同研究先に郵送する手段にも費用の問題の他、動物愛護的に問題があるとの判断となった。組織ヘモグロビン代謝装置の改変と腹腔鏡装置への組み込みに関しては完了したため、現在臨床にて基礎データの採取をようやく始められている。
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