2020 Fiscal Year Research-status Report
Analysis of the mechanism and function of REM sleep with genetic tools
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20K22674
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
柏木 光昭 筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 助教 (40879285)
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Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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Keywords | レム睡眠 / ノンレム睡眠 / マウス |
Outline of Annual Research Achievements |
我々の睡眠はノンレム睡眠とレム睡眠という2つの異なるステージから成る。近年の研究からノンレム睡眠のメカニズムと機能の一端が続々と明らかになってきているものの、レム睡眠のメカニズムと機能は現在でもあまり理解が進んでいない。そこで本研究では申請者らが最近樹立した新規レム睡眠増加マウスを用い、レム睡眠の神経基盤と機能の解析を目標としている。 レム睡眠は発達期に多いことから脳の成熟や神経可塑性に重要である可能性が指摘されてきたがその真偽は不明である。そこで現在、レム睡眠の増加が神経可塑性に影響を与えるか解析を進めている。具体的には眼優位可塑性をモデルとし、新規レム睡眠増加マウスを片眼遮蔽した際における大脳皮質視覚野における神経可塑性の変化の解析を開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
神経可塑性の変化を測定する手技を身に付け測定を開始している。今後試行数を増やしていくことで、レム睡眠増加が神経可塑性に与える影響を明らかにできる可能性が期待される。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き新規レム睡眠増加マウスの大脳皮質神経可塑性の解析を進める。並行して、同マウスにおけるレム睡眠増加の神経基盤の解明のため、脳部位特異的/細胞種特異的な変異マウスを新たに作製し解析を進める。
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Research Products
(3 results)