2020 Fiscal Year Research-status Report
大腸癌のNFκB制御異常に対するKPC1の機能の解明
Project/Area Number |
20K22799
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
飯田 祐基 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (50881447)
|
Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2022-03-31
|
Keywords | 大腸癌 / NFκB / KPC1 |
Outline of Annual Research Achievements |
大腸癌手術検体の病理組織切片を用いたKPC1・NFκB p50の免疫組織化学染色を行うため標本の整理・準備を行い、染色のoptimization(使用抗体・希釈濃度等の諸条件の決定)を完了した。今後染色する標本数を増やし、蛋白発現レベルと臨床病理学的情報との対比を行っていく。 また大腸癌細胞株を用いてKPC1ノックダウン(siRNA)による細胞表現型の変化を確認するための準備(用いる至適細胞株の選定およびノックダウンの条件の検討)を進めている。実験条件を確立後に細胞表現型への影響(MTS assay, 3D spheroid formation assay, Boyden Chamber assay)を開始する。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通り免疫組織化学染色の準備・実験の条件設定は行えており、今後標本数を増やしていく。また大腸癌細胞株を用いた実験を継続していく。
|
Strategy for Future Research Activity |
予定通り免疫化学染色・細胞実験を継続する。実験結果により動物実験への移行を判断する。
|