2020 Fiscal Year Research-status Report
ALDH2遺伝子変異型アレル保有者における心房細動再発についての検討
Project/Area Number |
20K22878
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
星山 禎 熊本大学, 病院, 特任助教 (70885590)
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Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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Keywords | 心房細動 / アルコール / ALDH2 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的はアルコール摂取習慣のあるALDH2遺伝子変異型アレル保有者がカテーテルアブレーション術後の心房細動再発のリスク因子となっているか検討を行うことである。関連性が証明されることで生活習慣の是正によりさらなる治療効果の向上が期待できる可能性を秘めている。 当該年度に実施した研究成果について、当施設での倫理委員会での認可が得られ現在症例登録中である。目標登録数400症例のうち、現在登録数は当施設のみで101症例と現在の経過では目標に到達できない。問題点としては当院における症例登録数不足、共同研究施設での登録がないことが挙げられる。当院における症例登録数においては倫理委員会審査手続きの影響によると思われるが、認可後は登録は順調であり次年度はさらなる登録数が見込めるものと思われる。また共同研究施設においては現在登録がない状況である。当院での倫理委員会審査を待機していたことによる遅れと思われるが、現在審査中であり認可が得られ次第順次登録を行っていく予定である。 当院における結果については一年後フォローのためこれから判明していくものと思われる。引き続き協力施設より適宜助言をもらいながら緊密な連携のもと研究を遂行していく。 また本研究に関連して、不整脈器質である心筋の伝導速度の低下について症例報告を行いった。さらにアルコール摂取習慣のあるALDH2遺伝子変異型アレル保有者が心房細動発症のリスク因子となっているのか過去に当院に心疾患で入院精査加療を行った方を対象に後ろ向きで評価を行った。結果は心房細動発症について実際にリスク因子となっていることが判明しており、結果をまとめ現在雑誌に投稿中である。こちらに関しても結果を出していきたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当該年度に実施した研究成果について、当施設での倫理委員会での認可が得られ現在症例登録中である。目標登録数400症例のうち、現在登録数は当施設のみで101症例と現在の経過では目標に到達できない。問題点としては当院における症例登録数不足、共同研究施設での登録がないことが挙げられる。 当院における症例登録数においては倫理委員会審査手続きの影響によると思われるが、認可後は登録は順調であり次年度はさらなる登録数が見込めるものと思われる。また共同研究施設においては現在登録がない状況である。当院での倫理委員会審査を待機していたことによる遅れと思われるが、現在審査中であり認可が得られ次第順次登録を行っていく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
当院においては症例登録数は少しの遅れがあるものの、比較的順調と思われる。共同研究施設においても倫理委員会での認可が下りれば速やかに開始できる準備は整っている。順次結果をだしていきたいと考えている。
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Causes of Carryover |
当該年度において、次年度使用額が生じた理由としては予定していた国内及び国際学会がCOVID-19の影響で中止となったことが、統計ソフトの購入の遅延挙げられる。統計ソフトについては今後購入予定である。
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Research Products
(1 results)