2021 Fiscal Year Research-status Report
リパーゼ阻害剤を用いた急性膵炎および膵液瘻治療のための基盤手法開発
Project/Area Number |
20K22948
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
内田 雄一郎 藤田医科大学, 医学部, 助教 (00763997)
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Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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Keywords | 膵液瘻 / 脂肪分解 / 膵炎 |
Outline of Annual Research Achievements |
脂肪分解が膵炎・膵液瘻に与える影響を明らかにするためのツールとして、肥満ラットを用いた膵切離膵液瘻モデルの確立のための実験を行い、これを確立した。難水溶性物質である脂肪分解酵素阻害剤による膵液瘻防止を臨床応用するために、生体適合性・両親媒性高分子を用いた腹腔内投与方法を考案し、薬物動態を含めた基礎的検討を行った。膵液瘻に関連した臨床的検討を行い、膵液瘻が患者にあたえる臨床的意義についての論文報告を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響により、想定していた頻度での実験の実施が困難であった。また、当初の想定以上に肥満動物を用いた膵炎・膵液瘻動物モデルの確立や腹腔内投与方法の検討に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度に確立した動物モデルを用いて、生体適合性高分子による脂肪分解酵素阻害剤の腹腔内投与の治療的効果を評価する予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症に関連して、京都大学に移動して行う動物実験が予定よりも進捗がおくれた。次年度は移動なども容易などになり、予定していた実験が行える見込みである。
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Research Products
(1 results)