2020 Fiscal Year Research-status Report
前立腺肥大症の発症における慢性炎症とギャップ結合タンパクの関与の解明
Project/Area Number |
20K22976
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
河野 仁 京都大学, 医学研究科, 助教 (10880015)
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Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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Keywords | 前立腺肥大症 / 慢性炎症 / ギャップ結合 / コネキシン43 |
Outline of Annual Research Achievements |
当初は、①前立腺特異的Cx43ノックアウトマウスを作成し、自己免疫性慢性前立腺炎モデル化を行う。②コントロール群と比較し、炎症が前立腺肥大症を引きおこすメカニズムへのCx43関与を分子生物学的・生理学的に解明する。具体的には、前立腺重量やHE標本での上皮、間質細胞の差異、増殖シグナルに関与する遺伝子発現、タンパク発現の変化、排尿行動測定を行う。上記2点を進める予定であったが、前立腺特異的Cx43ノックアウトマウスの作成が想定通りに進まず、解析をするに十分なマウスの確保に至っていない。ただ、目的マウスは既に準備段階にある。
細胞株を用いた実験では、Cx43ノックダウン細胞株、強制発現株を作成し、細胞増殖や細胞内シグナルの検討を行う。また炎症性サイトカイン添加条件下で、Cx43の発現状態による細胞増殖や細胞内シグナルへの影響を検証する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
前立腺特異的Cx43ノックアウトマウスの作成が想定通りに進まず、解析をするに十分なマウスの確保に至っていない。ただ。目的マウスは既に準備段階にある。
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Strategy for Future Research Activity |
前立腺特異的Cx43ノックアウトマウスの作成が想定通りに進まず、解析をするに十分なマウスの確保に至っていない。ただ。目的マウスは既に準備段階にあり、順次解析を進めていく 。細胞株を用いた実験では、Cx43ノックダウン細胞株、強制発現株を作成し、細胞増殖や細胞内シグナルの検討を行う。また炎症性サイトカイン添加条件下で、Cx43の発現状態による細胞増殖や細胞内シグナルへの影響を検証する予定である。
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