2020 Fiscal Year Research-status Report
炎症性細胞死Pyroptosisを介した顎骨壊死の発症機構の解明
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20K23037
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
相澤 恵美 自治医科大学, 医学部, 臨床助教 (80877621)
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Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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Keywords | 顎骨壊死 / パイロトーシス |
Outline of Annual Research Achievements |
BP製剤の投与中に発症する顎骨壊死は、破骨細胞におけるアポトーシスがその病態に関与することが知られている。しかしながら歯周病などの慢性炎症を原因として自然発症する場合もあることから、炎症の関与も示唆されている。申請者は最近、アポトーシスに関連するCaspase-8がインフラマソームを活性化してパイロトーシスを惹起する新たな細胞死経路を明らかにした。一方、パイロトーシスはアポトーシスの特徴も併せ持つことから、顎骨壊死にはアポトーシスだけではなく、パイロトーシスも関与しているのではないかとの仮説を立てた。 本研究ではNLRP3インフラマソームとパイロトーシスを中心に顎骨壊死の発症機序の解明およびその病態における役割を明らかにすることを目的として行った。in vitro/in vivoの両面から研究を行う予定であったが、本年度はまずはセルラインを用いたin vitroでの実験を中心に解析を行った。ヒト単球由来細胞株であるTHP-1細胞を用いて、実験を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
in vivoでの実験を行うための十分な時間が確保できず、まずはin vitroでの実験をすすめた。
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Strategy for Future Research Activity |
まずはin vitroを中心に実験、データの解析をすすめる。また、マウス顎骨壊死モデルの作製をすすめNLRP3インフラマソームとパイロトーシスの役割を検証する。
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Causes of Carryover |
本年度はマウス実験に着手できなかったため、マウス実験での必要経費として予定していた金額を次年度使用額として算定している。次年度、マウス実験を行う際に予定している物品を購入する予定である。
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