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2020 Fiscal Year Research-status Report

出産への思い質問票の短縮版の開発と有用性の検討

Research Project

Project/Area Number 20K23128
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

臼井 由利子  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (60821246)

Project Period (FY) 2020-09-11 – 2022-03-31
Keywords出産恐怖感 / 出産体験 / 出産への思い質問票 / 尺度 / 短縮版
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、妊娠中の出産恐怖感、産後の出産体験を測定する尺度である出産への思い質問票(日本語版Wijma Delivery Expectancy/Experience Questionnaire: JW-DEQ)の短縮版を作成し、その有用性を検討することを目的としている。また尺度を用いて、妊娠各期の出産恐怖感が出産体験、妊娠・出産アウトカムや産後の心理状態にどのような影響を与えているか、さらに出産恐怖感に影響を及ぼす個人的要因と心理社会的要因を明らかにすることを目的とし実施している。
本年度は、研究実施計画書に準じて、文献検討と既存データの解析を行った。W-DEQを使用した国内外の先行研究をレビューし、研究動向と位置づけを整理した。さらに、既存データの解析を行い、本調査で用いるべき関連要因の検討を行った。要因を検討する中で、医療者が提供したケアに対する妊婦自身の受け止めを変数として用いることを決め、ケアに対する受け止めを測定する尺度に関して国内外の先行研究のレビューを実施した。国外で開発された尺度の使用を検討し、原著者に該当尺度の日本語版尺度作成・使用の許可を得た。
研究実施については、Web調査の具体的な実施方法を検討し、調査で用いる質問票を作成した。また、所属研究機関の倫理委員会による倫理審査申請に向け準備を行った。倫理委員会での承認が得られ次第、Web調査を実施し、解析を進めていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

文献検討と既存データの解析を行い、関連要因の検討を行ったが、レビューや尺度使用許可等を得る過程で、当初の予定よりも時間を要した。しかし、慎重に調査項目の選定を行い、調査票を作成することができた。倫理審査会の申請、承認が得られ次第、調査に取り掛かり、順調にデータを収集できると考える。

Strategy for Future Research Activity

所属研究機関の倫理委員会による倫理審査の申請を行い、承認を得た後に、Web調査を開始していく。データが得られ次第、計画書に則り、解析を進めていく。

Causes of Carryover

本年度は文献検討、既存データの解析、倫理審査・調査準備で経費がかからなかったが、次年度は実施に入るため、倫理審査申請費用、Web調査費用、論文執筆・投稿費用として使用する予定である。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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