2022 Fiscal Year Research-status Report
周産期のうつ病や自殺予防のためのオンライン診療システムの構築
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20K23129
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
橋尻 洸陽 新潟大学, 医歯学系, 客員研究員 (20884167)
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Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2024-03-31
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Keywords | 周産期メンタルヘルス |
Outline of Annual Research Achievements |
研究計画書および患者説明文書等含め、当学内の倫理委員会において承認を得ている。データ収集の効率化や今後のさらなる発展性を期待し、アンケートやスケジュール設定、オンライン診察までの流れをWEB上でシステム化する方針とした。民間企業の協力のもと、LINEアプリと連動した同システムが完成した。当初施行予定であった協力機関での実施が困難となったため、現在再度施設選定を要している。また、予備的研究において下記論文を発表した。 Hashijiri K, Watanabe Y, Fukui N, Motegi T, Ogawa M, Egawa J, Enomoto T, Someya T: Identification of bonding difficulties in the peripartum period using the Mother-to-Infant Bonding Scale-Japanese version and its tentative cutoff points.Neuropsychiatric Disease and Treatment. 17:3407-3413, 2021. 新潟県内34施設1301名の妊産婦に対し、大規模アンケート調査を施行。愛着障害を有する妊産婦を抽出するために、MIBS(児への愛着の評価尺度)のカットオフ値を検証した。クラスター分析によりボンディング障害群を同定した後にROC分析をおこない(右図)、妊娠第1期 (T1):3/4、妊娠第3期 (T2):3/4、産後1か月(T3):2/3と、各時期におけるカットオフ値が算出された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究実施場所の選定に時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
研究実施場所を確定し、本年度中に研究開始を目指す
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Causes of Carryover |
まだ本格的な研究開始には至っておらず、案内紙やスケジュール設定用サービスの使用料が計上されていない。今後研究開始に伴い使用していく予定である。
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