2020 Fiscal Year Research-status Report
社会的つながりは医学生のメンタルヘルスの問題にどのように影響するか
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20K23157
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
舟越 優 東京医科歯科大学, 統合教育機構, 特任助教 (00873340)
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Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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Keywords | メンタルヘルス / 医学教育 / 心理社会的要因 |
Outline of Annual Research Achievements |
医学生の3-4割がメンタルヘルスの問題を抱えており、対策は喫緊の課題である。メンタルヘルスの問題には心理社会的要因が重要だが、医学生を対象とした従来研究では着目した例は少ない。心理社会的要因のひとつである社会的つながり(Social Network)は質(多様性や交流の頻度など)やネットワーク構造で評価され、様々な経路で健康と関連するため、医学生のメンタルヘルスの問題でも特に重要な可能性がある。本研究は東京医科歯科大学の医学部医学科学生を対象とした前向きコホート研究であり、社会的つながりがメンタルヘルスの問題に与える影響について検討することを目的としている。質問紙およびオンラインでの調査を実施した。現時点までに行った解析で、学生のソーシャル・キャピタル(社会関係資本)、とりわけ実習をともに行うグループレベルのソーシャル・キャピタルがその後の学業成績と関連することがわかった。本結果について論文執筆を行っており、国際学会での発表も実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究の中心となる質問紙調査を、インターネットで回答可能な形式へと変更、ほぼ予定通り施行し、解析を開始できた。一方で、新型コロナウイルスの影響もあり、検体の採取など計画の一部が実施困難となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
予定していた質問紙調査を各学年に対して引き続き着実に遂行し、研究計画のうち検体を採取せずに実施可能な部分を行っていく。収集した調査データをもとに、ソーシャル・キャピタルにくわえて、社会的つながりなど他の心理社会的要因がメンタルヘルスや学業成績へ及ぼす影響の解析を行っていく。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの影響もあり、計画の主要な支出が2021年度に及んだため。
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Research Products
(1 results)