2022 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
20K23167
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Research Institution | Bunkyo Gakuin University |
Principal Investigator |
手嶋 昭子 学校法人文京学院 文京学院大学, 保健医療技術学部, 助教 (80827402)
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Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2024-03-31
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Keywords | 母子継続ケア / 子どもの栄養 |
Outline of Annual Research Achievements |
アンゴラ共和国における母子健康手帳導入の費用対効果について、明かにすることが本研究の目的である。当初計画では、2020年度にフィールドでのデータ収集を実施し分析、2021年度に成果発表をしていく経過であった。加えて、効果に係るデータは別の研究において見積り、本研究ではコストの見積もりをフィールドデータから行い、他で明らかになった効果とあわせて、費用効果を明らかにする計画であった。しかし、コロナの影響でフィールド調査に遅れが生じたことと、効果が明らかにならなかったため、フィールドデータに基づいた費用効果分析の実施が困難となった。よって、効果については他国等の2次データを使用し、シュミレーションを行った結果をレポートにまとめたのが、2021年度である。2022年度は、コスト分析結果の公表にむけて、再分析や執筆を行った。これまで、母子健康手帳の導入とその後の運用について、ミクロコスティングに基づいた増分費用を明らかにした報告は少なく、有意義な取り組みである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初計画では、2020年度にフィールドでのデータ収集を実施し分析、2021年度に成果発表をしていく経過であった。加えて、効果に係るデータは別の研究において見積り、本研究ではコストの見積もりをフィールドデータから行い、他で明らかになった効果とあわせて、費用効果を明らかにする計画であった。しかし、コロナの影響でフィールド調査に遅れが生じたことと、効果が明らかにならなかったため、フィールドデータに基づいた費用効果分析の実施が困難となった。よって、効果については他国等の2次データを使用し、シュミレーションを行った結果、文献検討や分析に追加の時間を要した。更に、フィールで得たコストデータの公表に向け、再分析を実施しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、フィールドで得たコストデータについて、分析結果の公表にむけて、再分析や執筆を引き続き行い成果を公表する。
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Causes of Carryover |
加えて、当初計画していた通りの研究が難しくなり、文献検討や再分析などの必要性が生じたため、当初予定していた国際学会での発表や国際誌への成果発表が遅れている。2023年度は、成果発表の英文校正と論文投稿料として使用予定である。
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