2021 Fiscal Year Research-status Report
中殿筋の活動量を高めるための大腿骨形態を考慮した股関節エクササイズ方法の開発
Project/Area Number |
20K23287
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
見供 翔 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 理学療法士 (60879419)
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Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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Keywords | 中殿筋 / 筋活動 / クラムエクササイズ / 大腿骨前捻角 / 骨形態 / 股関節 |
Outline of Annual Research Achievements |
大腿骨の捻じれ(前捻角)が大きい女性アスリートは,着地で下肢が捻じれやすく,膝靱帯損傷のリスクが高い.下肢の捻じれを修正するには中殿筋の活動を高めることが必須である.大腿骨前捻角が大きいアスリートの場合,従来の肢位におけるクラムエクササイズでは中殿筋が高まりにくいことが示されてる.しかし,大腿骨前捻角が大きいアスリートでも中殿筋の活動を高められるクラムエクササイズの肢位は不明である. そこで今回の研究の目的は,「女性アスリートを大腿骨前捻角の大きさで群分けし,クラムエクササイズ中の中殿筋の活動量を計測することで,過大な大腿骨前捻角を有する女性アスリートにとって中殿筋の活動を高めることができるクラムエクササイズの肢位を明らかにすること」である. 本研究は,前捻角の大きさを基に,健常女性アスリートを2群(過大群 [前捻角>30°]と正常群 [8°<前捻角<20°])に分けて,エクササイズ肢位を細かく調整したクラムex中の中殿筋の活動量を計測する. 令和3年度は本研究を推進するために倫理審査書類を作成・承認後,筋活動を分析するための機器を選定し,計測に必要な機器を購入した.本研究は女性を対象としており,筋活動を計測するにあたっての女性の実験協力者が必須であるため,研究協力者と研究概要・方法を十分に共有するための予備実験を行った.令和4年度は,研究計測を実施し,30名の被験者を対象に計測を行った.以上のように,本研究の計測のプロトコル及び計測環境を十分に調整し,本計測を行った.令和5年度は,計測によって得られたデータを分析し,統計解析によって得られた成果を報告する.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度の研究課題は,交付申請書に記載した「研究の目的・方法」に沿って実施した.被験者をリクルートし,30名の被験者の計測を実施した.しかし,COVID-19感染拡大によって被験者のリクルートが困難であったため,研究計測に遅延を認めた.そのため,一年延長申請した.現在,得られたデータを分析し,今年度は公表を進めていく予定である.以上のことから,本年度の研究はやや遅れていると判断される.
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Strategy for Future Research Activity |
現在計測を終了した30名のデータを分析しており,今後は研究の結果に関しては,成果として学会および論文にて公表する.
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Causes of Carryover |
COVIT-19の感染拡大によって,当初想定していた計測ができなかったため,成果公表まで至っていない.現在,30名の被験者の計測は終了しているものの,研究結果の公表ができていない.これらを翌年度分として請求する.
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Research Products
(1 results)