2021 Fiscal Year Research-status Report
高齢者におけるビタミンB12不足の成因・その健康影響・摂取必要量に関する研究
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20K23303
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Research Institution | Osaka Shoin Women's University |
Principal Investigator |
青 未空 大阪樟蔭女子大学, 健康栄養学部, 講師 (10880130)
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Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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Keywords | ビタミンB12 / 萎縮性胃炎 / 食事摂取基準 / 高齢者 / 水溶性ビタミン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は医療機関との共同研究を予定しているため、新型コロナウイルスの影響で実施が遅れている状況である。そのため、この期間に本研究のテーマであるビタミンに関して、トピックスとなる事項の検索とそれに関する文献執筆、またビタミン不足の考え方の普及啓発を行った。 ①文献調査を行い、新たにトピックスとなる事項を調べ、文献として発表した。具体的な内容として、ビタミンB不足の栄養学的意義、自閉スペクトラムとビタミン欠乏、納豆摂取と骨折リスクなどについて執筆した。また、国民健康・栄養調査結果の二次解析を行い、日本人の摂取量の状況を解析し、日本人のビタミン摂取量との関連にも触れて原稿を執筆した。 ②本研究のテーマに関わる水溶性ビタミン不足の臨床について、現場の人にも分かる解説記事の執筆や、ビタミンの専門書であるビタミン・バイオファクター総合事典の執筆を行い、水溶性ビタミンの不足・欠乏についての正しい知識の普及啓発を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて医療機関との共同研究を進めており、当初に計画したスケジュールから遅れている状況である。この期間に、本研究のテーマである水溶性ビタミンの不足・欠乏についての文献執筆や普及啓発を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は新型コロナウイルスの状況が改善すると予想されるため、医療機関との打ち合わせを進め、今年度中に研究を開始する予定である。具体的には、人間ドック受診者に対して、胃内視鏡検査、血液検査、食事調査、その他の生活習慣に関する調査を実施し、萎縮性胃炎とビタミンB12栄養状態との関連を解析する予定である。
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Causes of Carryover |
本研究は医療機関との共同研究を予定しており、新型コロナウイルスの感染状況により、研究計画に遅れが生じている。
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