2020 Fiscal Year Research-status Report
ヒトとゾウの「隣人」関係の生態史:生物多様性保全のランドシェアリングモデルの構築
Project/Area Number |
20KK0015
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
安岡 宏和 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (20449292)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本郷 峻 京都大学, アフリカ地域研究資料センター, 特定研究員 (70797266)
平井 將公 京都大学, アフリカ地域研究資料センター, 特定研究員 (80570845)
中島 啓裕 日本大学, 生物資源科学部, 准教授 (80722420)
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Project Period (FY) |
2020-10-27 – 2026-03-31
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Keywords | ヒト-動物-植物関係 / ランドシェアリング / 歴史生態学 / 非木材森林産品 / メガファウナ |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年11月から研究助成が開始されたものの、コロナ禍のためカメルーンでのフィールドワークは実施できなかった。この間、①熱帯雨林における動物と植物の関係(種子散布など)、②保全のベースモデルとしてのランドシェアリング・アプローチとランドスペアリング・アプローチをめぐる論争、に関する先行研究を渉猟し、今後の研究方針について議論した。これらの成果の一部は、2021年にレビュー論文として投稿する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍のためフィールドワークが実施できなかった。ただ、本研究は5年半の計画なので、今後の適切なスケジューリングによって対応できる範囲である。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究はカメルーンでフィールドワークをおこなうものであるため、コロナ禍の状況によって研究を実施できるかどうかが影響される。フィールドワークの開始が遅れる場合には、これまでカメルーンでおこなってきた研究で得られたデータをもちいて備的な分析をおこなうとともに、先行研究を渉猟してレビュー論文を執筆し、フィールドワークが再開できるようになった時に、効率的なデータ収集と分析をすみやかに実施できる準備をしておく。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のため、フィールドワークを実施できなかったため、旅費が次年度にもちこされた。また、カメラトラップ用の自動撮影カメラを購入する予定であったが、渡航時に入手できる最新モデルを購入するのがよいため、渡航可能な時期がわかった時点で購入することとした。
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