2023 Fiscal Year Research-status Report
現代インドにおける地域間システムと地方都市圏の「包摂的成長」
Project/Area Number |
20KK0016
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
後藤 拓也 広島大学, 人間社会科学研究科(文), 准教授 (00452798)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
友澤 和夫 広島大学, 人間社会科学研究科(文), 教授 (40227640)
笛吹 理絵 立命館アジア太平洋大学, サステイナビリティ観光学部, 助教 (50850153) [Withdrawn]
田中 健作 金沢大学, 地域創造学系, 准教授 (20636469)
勝又 悠太朗 旭川市立大学, 経済学部, 助教 (80896134)
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Project Period (FY) |
2020-10-27 – 2025-03-31
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Keywords | 地域間システム / デリー首都圏 / 都市化 / 産業発展 / インド |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、前年度に引き続き、インド東部(ビハール州、ウッタル・プラデーシュ州)からの出稼ぎ労働者が多く流入しているデリー首都圏に着目し、その都市化や産業発展のメカニズムについて地理学的視点から調査分析を行った。具体的には、デリー首都圏で最大の工業団地であるIMTマネサールにおける商業地域の形成要因の分析、デリー首都圏における新たな商品作物であるマッシュルームの産地形成メカニズムの考察、そしてデリー首都圏の南郊における縫製産業の発展メカニズムの検討などである。これらの実証研究では、いずれもインド東部からの出稼ぎ労働者の流入がデリー首都圏での都市化や産業発展に少なからぬ影響を与えていることを明らかにできた。 また、本年度は以上の調査分析に加えて、2023年11月に本科研テーマに関わるシンポジウム「新興大国インドの現在─デリー首都圏で何が起こっているのか─」を広島大学文学部にて開催し、来場者を含めた活発なディスカッションを実施したことも特筆される。なお、このシンポジウムの成果は、研究論文として2024年度中に刊行される予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は、1.前年度から引き続いてインドにおける調査分析を進めることができたこと、2.本科研テーマに関わるシンポジウムを開催できたことの2点を考慮して、現在までの進捗状況を「おおむね順調に進展している」と評価するに至った。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策については、以下のような計画を立案している。まず、本研究では2020~2022年にかけて世界的な新型コロナ感染拡大の影響を受け、研究計画が大幅な変更を迫られたという経緯がある。よって、本研究は当初2023年度をもって完了する予定であったが、研究計画をさらに1年間延期し、2024年度も引き続きインドでの調査分析を継続する予定である。さらに2024年10月頃には、本年度に実施したシンポジウムの成果を、研究論文として出版する予定である。
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Causes of Carryover |
本研究では、2020~2022年にかけて世界的な新型コロナ感染拡大の影響を受けて、研究計画が大幅な変更を迫られたという経緯がある。よって、本研究は本来なら2023年度をもって完了する予定であったが、研究計画をさらに1年間延期して調査分析を継続することとなった。これが、次年度使用額が生じた理由である。次年度においては、これまでと同様にインドにおける調査分析を進めるとともに、本年度に実施したシンポジウムの成果を研究論文として刊行する予定である。
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Research Products
(5 results)