2023 Fiscal Year Research-status Report
An Empirical Study on Developing Physical Education Curriculum in a Virtual School
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20KK0049
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
鈴木 直樹 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (60375590)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安部 久貴 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (40634556)
大熊 誠二 帝京大学, 医療技術学部, 助教 (00848559)
村瀬 浩二 和歌山大学, 教育学部, 教授 (90586041)
中島 寿宏 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (10611535)
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Project Period (FY) |
2020-10-27 – 2025-03-31
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Keywords | 同期型遠隔体育 / スタンダード / メタバース / Virtual School / カリキュラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究全体の目的は、Virtual Schoolにおける体育カリキュラム開発とその検証にある。その実現を目指し、4つの研究の目的から構成されている。第一に、持続可能な社会を支える世界市民を育成する上で、学校教育が育むべき資質・能力を明確にすることである。第二に、体育の存在論・認識論を明確にした上で、グローバルな体育実践として各国が共通認識を持ちつつ、各文化的文脈の特徴を生かしながら体育指導を展開するための基盤となる体育のグローバル・スタンダードを策定することである。第三に、「個別最適化された学び」を保証する為の指導の一形態として遠隔体育のシステムを整備し、これを活用してグローバル・スタンダードを保証する体育カリキュラムを開発することである。そして 、第四に、このカリキュラムに基づいた遠隔体育を実証的に研究し、成果と課題を明らかにしていくことである。この実現を目指し、アフリカ、ヨーロッパの体育カリキュラム調査を実施すると共に、追加でアジア圏のフィリピンとインドネシアで調査を実施した。これらから得られた結果をもとに共通スタンダードを作成する準備が整った。また、メタバースを活用した遠隔体育の可能性を模索し、卓球、表現運動・ダンスでの実践に取り組んだ。これらをもとに海外と繋いでの体育実践開発を進める準備が整った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ヨーロッパとアフリカ圏のカリキュラム調査が遅れていたことが研究スケジュール全体を遅らせていたが、これが実行できたことで、研究は前進することができた。また、メタバースとVirtual Realityの活用可能性を授業実践から見出すことができ、Virtual Schoolのシステムにメドがついてきたとも言える。しかしながら、海外調査の遅れがあり、これが全体の計画から見るとまだ遅れている状況となっていると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度に取り組んだ研究を基盤にして具体的に授業実践に繋げていくのが、2024年度の研究となる。そこで、日本国内での遠隔実践に加えて、日本とインドネシアを繋いだ実践や、日本とシンガポールを繋いだ実践を計画している。時差の問題を解消すべく、非同期でのメタバースを活用した遠隔体育も模索していきたいと考えている。
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Causes of Carryover |
研究全体が、コロナの影響を受けて遅れたことにより、繰越の金額が出ている。1年間の延長を計画しており、令和7年度まで継続して研究を行い、研究をまとめていく予定である。
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