2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development and application of innovative monitoring technologies of microorganisms: Challenge to eradication of waterborne infectious diseases in Asia
Project/Area Number |
20KK0090
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
佐藤 久 北海道大学, 工学研究院, 教授 (80326636)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 伸吾 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (60343018)
山村 寛 中央大学, 理工学部, 教授 (40515334)
丁 青 中央大学, 理工学部, 助教 (70837476)
中屋 佑紀 北海道大学, 工学研究院, 助教 (60868735)
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Project Period (FY) |
2020-10-27 – 2024-03-31
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Keywords | 酵素活性 |
Outline of Annual Research Achievements |
MPR用培地で河川水を培養した.培養開始から約7時間までは蛍光強度が直線的に増大した.安春川と茨戸耕北川の開始地点(Y1,BK1)で採取したサンプルのGUS活性は0から2 a.u./hであった.同じ日に採水した各河川の4地点目における大腸菌数は1500 MPN/Lから6000 MPN/Lであった.GUS活性と大腸菌数には正の相関があった.この結果から,MPRで河川サンプル中のGUS活性を5時間程度測定することで,大腸菌の再増殖に対する塩素消毒の効果を評価できることがわかった. 創成川水再生プラザの直上流で採取したサンプルのGUS活性は0から1.5 a.u./h,大腸菌数は50 MPN/Lから10^3 MPN/Lであった.同じ日に採水した創成川水再生プラザの直下流におけるGUS活性は1から6 a.u./h,大腸菌数は10^4から10^5 MPN/Lで,上流よりも2桁程度高かった.豊平川水再生プラザの直上流で採水したサンプルのGUS活性は0から0.5 a.u./h,大腸菌数は10^3から10^5 MPN/Lであった.同じ日に採水した豊平川水再生プラザの直下流におけるGUS活性は1.5から6.0 a.u./h,大腸菌数は10^4から10^5 MPN/Lであった. 2つの水再生プラザの直上流では,大腸菌数が50 MPN/Lから10^5 MPN/Lまで変動したがGUS活性は0.5 a.u./h以下であった.一方,2つの水再生プラザの直下流では,大腸菌数が10^4 MPN/Lから10^5 MPN/Lまで変動し,直上流よりも著しく高かったわけではないにも関わらず,全てのサンプルでGUS活性は1.0 a.u./h以上であった.この結果からMPRで河川サンプル中のGUS活性を5時間程度測定することで,大腸菌数を測定するのみでは分からない,ふん便汚染源の特定ができることが分かった.
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Research Products
(4 results)