2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21200002
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
佐川 立昌 Osaka University, 産業科学研究所, 助教 (30362627)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川崎 洋 埼玉大学, 総合情報基盤機構, 准教授 (80361393)
古川 亮 広島市立大学, 情報科学研究科, 講師 (50295838)
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Keywords | 画像、文章、音声等認識 / ユーザインターフェース |
Research Abstract |
本年度は,3次元形状復元に必要なプロジェクターカメラ間の対応付けにおける曖昧さ解決に利用するため,これまで開発したワンショット3次元形状計測法とカラーパターン光を組み合わせる方法を提案した.この方法では,de Brui jn系列に基づいた周期的なカラーコードを利用したパターンを用いる.このカラーコードを用いることによって,周期内での位置を区別できるため,対応付けの曖昧さと,投影するグリッドパターンの誤接続を減らす効果を実現し,国内および国際会議において発表した.グリッドパターンの誤接続が発生した場合に,これまで開発した方法では共面性拘束による対応付けが破綻するという問題があったが,ピラミッドパターンによるロバストで高精度な推定法を導入し,誤接続が存在する場合にも,破綻なく対応付けを実現する手法を提案し,投稿論文誌において発表した.観測した物体が画像中で小さく写っていた場合,共面性拘束では対応付けの解決や,カラーパターンの検出が難しくなる.そこで,フレーム間での動きの連続性を仮定することによって,複数のフレームから対応付けに利用する情報をとりだし,それらをまとめて対応付けする手法を研究し,画像中の小さな観測対象の形状復元が可能となることを確認した. 本年度の研究においては,カラーパターンの導入を研究代表者(佐川),ロバスト推定の導入を研究分担者(古川),時間変化の連続性を考慮した対応付けの安定化を研究分担者(川崎)が担当し,それぞれの担当分を組み合わせて,画像処理および形状復元を行う実験システムを構築し,国内および国際会議においてデモを行った.
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Research Products
(3 results)